まだまだ使える不用品を捨てずに処分する方法

片付けをしていたら、いらないけれど、まだまだ使える物が沢山出た…捨てるのは勿体無くて心苦しいし。メルカリに出すのも大変だし、どうしよう。

不用品が沢山あるけど、捨てられない方。

この記事では、まだまだ使える不用品を、捨てずに手放せる方法についてご紹介しています。

実際に私が利用している方法なので、不用品でお悩みの方は必見です。

最初にお伝えしておきたい注意点

今回ご紹介するのは

この２つの団体もしくは業者さんの取り組みについてです。

どちらも、不用品を箱詰めして宅配便で送る形になります。

最初にお伝えしておきたい注意点は、

送料は自分で負担する必要がある

というところです。

着払いで送ってはいけません。

送料は、箱のサイズや地域によって変わりますが、送料を負担しなければならないので、「不用品を処分するためにお金を使いたくない」方には向いていません。

多少お金がかかっても、物を捨てたくない、何とか生かす道を与えたい。

そう考える方におすすめしたい取り組みです。

①ワールドギフトさん

不用品が、世界の途上国支援に役立てられます。

回収してくれるのは

などを中心に、生活必需品で海外で利用できそうな物なら、何でもOK。

ワールドギフトさんの場合、賞味期限が60日以上残っている食品も送ることもできます。

利用の流れは、

箱のサイズごとに、費用が発生します。

集荷料金が費用の中に含まれています。

費用の内訳は、ワールドギフトさんのサイトによると

途上国に物資を送る際の船賃、保育所・学校・障害児施設に物資を送る際の送料、荷下ろし、仕分け、コンテナやトラックへの積み込み、 コールセンター、ホームページ運営やメール対応にかかる人件費、倉庫費、光熱費など　再利用を追及するための費用全てが含まれます。

とのことです。

費用をかけてでも、物を必要としている人の元に届け、役立てたい…そんな方に、ぜひ利用して欲しい取り組みです。

ワールドギフトさんの公式サイトはこちら

②パワーセラーさん

こちらも、ワールドギフトさんと同様に、箱詰めして送った不用品が、途上国に寄付され、役立てられます。

下記のような不用品を回収してくれます。

パワーセラーさんの場合、フィリピンやカンボジアなど、東南アジアの途上国のスラムに暮らす人たちなどに送られます。

そのため、冬物の衣類などは、気候的に役に立たないので、回収は不可となります。

また、食べ物や飲み物もNGです。

利用の流れは、

これで終わりです。

注意点は、

事前連絡が必要なく、いきなり送ってもOKで、送料負担のみ。

コロナウイルスで緊急事態宣言が発令されたGW中は、海外の船便がストップしてしばらく回収の受付がストップしていましたが、最近また復活しているようです。

パワーセラーさんの宅配品無料回収のページはこちら

ワールドギフト、パワーセラーを利用してみた感想

私は、不用品といえど安易に捨てられません。

捨ててしまうとなると、物への申し訳なさ、勿体無いと言う気持ちに苛まれ、苦しい思いをします。

可愛らしいぬいぐるみなどは、特にそう。

生ゴミなどと一緒くたにされて、燃やされてしまうなんて…と悲しい思いをするのは私だけでしょうか？

そんな私を救ってくれたのが、ワールドギフトさんや、パワーセラーさんの取り組み。

偽善かも知れませんが、物を捨ててしまうことなく、どこかの誰かに役立てられる。

そう思うと、お金を払ってでも再利用する道を作ってやりたい。

そう思う私には、渡りに船の取り組みです。

ワールドギフトさんは、申し込みと銀行振込での支払いが必要で、少々手間がかかるのと、送料の他に各種手数料も上乗せされるので、手軽さで言えばパワーセラーさんに軍配が上がります。

ワールドギフトさんの料金の支払い方法が、銀行振込のみというところも、少々面倒だと感じるところです。

カード決済にしてくれれば、と思います。

パワーセラーさんの場合、寄付する地域が東南アジアなので、冬物は送ることができないという制約があります。

最近は、パワーセラーさんばかり利用しています。

発送はクロネコヤマトを利用していて、送料はカードで支払い、コンビニに持ち込むスタイルです。

カードで支払うと、送料分がカードの利用ポイントで還元されます。

自分の考え方に合ったところを利用しましょう。

不用品を多く出してしまう自分の生活スタイルを見直すきっかけに

いくらリユースされるとはいえ、たくさんの不用品を出してしまう自分の消費スタイルは、見直した方がいいと思います。

たくさんの物を片付けるには、多くのエネルギーを費やします。

整理して捨てることは、買うこと以上にエネルギーが必要です。

今は、100円ショップなどで安くて簡単に物が買えてしまう時代。

こんな大物が100円で買えるなんて…といまだに驚いてしまうこともあります。

簡単に物が買えてしまい、増えてしまう今だからこそ、本当にそれがなくてはならないのか、買おうとして手に取っているひとつひとつの物を、よく考えてから家に迎え入れたいものです。

リユースというと聞こえはいいですが、同じ人間が、人の使い古した物を使うのです。

自分で多くの物を送っておきながらこんなことを言うのはお門違いですが、できることならば、同じ人間として新品を送りたい。

一方の人間は新品を使うことができて、一方の世界の人間は、人が使い古した物を与えられる。

世界って不公平だな、とつくづく思います。

だから、不用品を片付けたら、今度は物を出来るだけ慎重に選び、なるべく不必要な物を消費しないようにしたいと思っています。

大量生産、大量消費の時代はもう限界を迎えていると思います。

コロナで不景気も続くでしょう。

生活を自衛するためにも、余計な物を消費しないことが、家計にも環境にもやさしいシンプルな暮らしだと思います。