シンプルライフを実現、実践して、過剰に持たない、無駄に買わない生活をしています。
そういう生活をしていると、以前まで楽しめていたことが、全然楽しめなくなってしまったことに気づきました。
それは、「買い物」です。
買い物といっても、ここで問題にするのは、日常の食材を買いにスーパーに行く買い物ではなく、娯楽としての買い物です。
気晴らしの買い物でストレス発散ができない
以前は、気晴らしに「しまパト(しまむらパトロールの略)」したり、ユニクロ、GUに行ったり、地元のショッピングモールをブラブラしに行ったりすることが楽しかったんですよね…
そして、気に入った物を見つけたら買う。
新しい物を買うとテンションが上がるし、ストレスも多少は発散できます。
でも今は、物が増えるとしんどくなってしまうから、安くても以前のようには簡単に買えない。
買わないから行っても仕方がない。
そして行かなくなる。
特にコロナで市中感染が広がる今は、友達と気軽に会うこともできません。
どこかに日帰り旅に行ったり、という行動も躊躇してしまう。
そうなると地元を散歩がてら歩き回るか、地元のしまむらとかショッピングモールぐらいしか、行く所がなかったりします。
でも、行っても買うべき物がないし、買わないから行っても時間の無駄だと思ってしまう。
そうなると、益々家で退屈することに…
目的のないウインドーショッピングが楽しめない
必要な物でないと買わなくなってるから、目的もなくお店に行くことができなくなって、ウインドーショッピングが自分の中で娯楽ではなくなってしまいました。
ウインドーショッピングが楽しいのは、いい物に出会いたいからだと思うし、きっと、いい物に出会ったら買ってしまいたくなると思います。
でも、買ったら物が増えてしまう。
物が増えたら収納に余裕がなくなってしまうのが嫌。
わざわざ人の多い繁華街に出かけて行くのも好きじゃない。
こうしてウインドーショッピングができない人間になってしまいました。
待ち合わせ時間が長引いたりしても、お店を見て回って時間を潰したりしなくなった。
ドトールコーヒーでタブレットに入れてる本を読んだりしている。
バザーや骨董市、古本市に出かける楽しみがなくなった
バザーとか骨董市、古本市が大好きで、今でも好き。
でも、せっかく服や雑貨、本を減らしたのに、行けば何かに出会って、連れて帰ってきてしまうかもしれない…
買わないのに行くって、出たら出銭で無駄だし、無駄な時間に無駄な交通費をかけたくない。
そう思うと、大好きなバザーとか○○市からも遠のいてしまいました。
物をもらっても素直に喜べなくなった
少しでも物が増えると、しんどいと感じてしまう。
ちょっとした病気なんでしょうか。
物を増やすことが、自分にとってものすごく大きな負担になっています。
誕生日に家族がくれた物が、失せ物(食べたりしてなくなる物)じゃなかったりすると、顔では笑ってるけど、心では泣いている。
いや…だからもう物はいらないんだよ!!って…
あれだけ色々捨ててきてるのに、私には物は必要ないっていう事がわからないのかと。
気持ちはものすごく有り難いし嬉しいんだけど、趣味が全然違ったりするので、プレゼントされた物の存在が正直しんどい。
ここまできたらさすがにストイックすぎるし、自分がちょっとした病気みたいに感じて、シンプルライフを突き詰めすぎたかなあ…物ともう少し緩やかに付き合ってもいいのかな…と思います。
自分ではそう思わないけど、完璧主義の性格も災いしているかも。
今の私の買い物スタイル
まず、買うものがなければ、基本的にお店には行かない。
全く行かない訳ではないけど。
通り道に気になる店があったら、ついでに入ることはあります。
ただ、これを買う!と決めた時は、まっすぐそのお店に行って、ついでに店内は見て回ったりするけど、目的の物を買ったら他の店を見たりせず、まっすぐ家に帰る。
私は女なんですが、男性みたいな買い物スタイルになっています。
無駄なお金を使わずに済むからいいかもしれないんですけど。
物に対する判断基準に厳しさが増した
以前に比べたら、簡単に物を買えなくなった。
今まで、散々使わない物や無駄なことにお金を費やしてきたから、その反省もあります。
同じようなデザイン、機能を持つものは買わないし、キャラクターグッズや限定品みたいな、所有欲を満たすだけの物も買わない。
体に悪いだけで、一銭の得にもならないコンビニのお菓子やお酒も買わなくなった。
脳が求める新しい刺激を、物を買うことによって得ることができなくなりました。
買い物以外に楽しめることを見つける必要がある
私の楽しみは海外貧乏旅行ですが、それは年間で僅かな日数の非日常。
物を必要以上に持たない生活になったことで、今まで買い物で満たしていた楽しみの部分がなくなってしまった。
今まで、自分はよっぽど買い物に楽しみを見出していたし、少々依存もしていたんだなあ、と思います。
買い物の代わりに、ネット配信で映画をレンタルしたり、ブログ書いたり、新しく買ったミシンでTシャツリメイクのエコバッグを作ったり…消費によって満たしていた心を、今度は何かを作り出すことで満たして行ければなぁと思います。
シンプリストっていうと完全無欠な人間のような印象を持たれるかもしれませんが、私自身、シンプルライフを実現しても、全然パーフェクト超人になれた気がしません。
シンプリストになっても、人間って悩みが尽きないものなんだなあと、つくづく思います。