1Kやワンルームのような狭い部屋に住んでいると、収納スペースがたっぷりとはお世辞にも言えませんよね。
小さな住まいでは物を一つ増やすだけでも貴重なスペースが奪われてしまうので、収納を前に脳汁絞り出しながらテトリスしなきゃならない。
私も、全ての持ち物を1Kの部屋に収納することは不可能でした。
でも、あるモノやサービスに助けられて、収納スペースが少なくてもシンプルな空間での暮らしを実現できています。
今回は、私が狭い部屋でもスッキリした空間を維持するために使っている「モノやサービス」をご紹介します。
部屋や収納が狭くて物が溢れている方は必見です!
部屋の物を減らす・省スペース化に役立ったモノ・サービス
私が実際に利用したサービスや使っているモノで、省スペース化に貢献したもの7つをご紹介します。
①タブレット端末
写真、本、取扱説明書、雑誌や新聞の切り抜き、デザインが好きな様々な紙類のコレクション…普通に保管していると、量によってはかなり場所を取ります。
私は全部一台のタブレットに収めました。
私が使っているのはHUAWEIのメディアパッド(画面サイズは8インチ)。
8インチだと大きすぎず小さすぎず、持ち歩きにも適したサイズ感。
2018年頃に買ったので、今はこちらのモデルが近いです。↓
写真(デジタル・アナログ)
写真はデジタル画像だけでなく、アナログで撮った写真も含まれています。
アナログで撮った写真は、手間がかかったものの全部家庭用のスキャナーで高解像度スキャンしてデジタル化しました。
もちろんアナログのプリント写真そのものは廃棄。
物としてもアルバムは無くなりましたが、大量に撮った過去の写真もタブレット一台で手軽に見られます。
タブレットをアルバムがわりにしたら、撮った写真を見るのって結構楽しいなと思います。
本
手持ちの約100冊ほど蔵書は「未来BOOK」や「スキャンピー」でデジタル化。
タブレットで読めるようにしました。
蔵書をデジタル化した後、読みたい本は全て電子書籍で買っています。
電子書籍はBookliveで買っていて、毎日引けるクーポンガチャや、毎日もらえる来店ポイントでさらに安く買うことができます。
どうしても紙で保管しておきたい本はわずかに手元に置いておき、ほとんどの本は電子化(pdf化)もしくは電子書籍の利用で、本棚は不要に。
今は部屋に一つだけあるキャビネットの一角に20冊ほど保管しています。
大部分が外国で買ってきた本なので、これだけはデータ化せずに保管しています。
取扱説明書
家電を買うと、紙の説明書が付いてきます。
説明書のpdfデータはメーカーのサイトで配布されていることが多いので、そこからダウンロード。必要な時はタブレットで見ています。
紙の説明書はpdfデータと内容が同じであることを確認した後、古紙回収に出しました。
そういえば、加入している保険の分厚いしおりやガイド類もpdfをダウンロードして捨てました。
雑誌や新聞の切り抜き
何冊かのクリアブックで保管してきた雑誌や新聞の切り抜きも、ある時思い立って整理。
いる物だけスキャナーでpdfデータ化し、タブレットで見られるようにしました。
クリアブックに入れている時は、ブックを取り出すのが面倒で活用されることがほとんどなかったけど、タブレットで見られるようになると情報の活用度がアップ。
データ化することで、情報にアクセスしやすくなりました。
スキャンするのは正直面倒でしたが、スキャン後に全部捨てた時は心底スッキリしました。
紙類のコレクション
デザインが好きで置いていたポストカード、ショップカード、お菓子の包み紙、お菓子や物が入っていたパッケージ、パンフレット、ワインのラベル、フライヤー、洋服のタグ…
雑多なコレクションも全部スキャン。
スキャンしたものは思い切って捨てました。
ようは、デザインを見ていたかっただけなんです。
だから物として置いておかなくても、見られればいい。
画像化してタブレットで見られるようになると、モノで保管していた時よりも見やすくなって、好きなデザインをより愛でられるように。
データにすることで、モノとして保管していた時よりも有効に活用できるようになりました。
②ポータブルHDD
タブレットと少々被りますが、2TBのハードディスク内に全部の写真データ、書類(履歴書、職務経歴書、給与明細。健診結果などなど)、音楽データ、書籍データなど様々なデータを格納しています。
以前は紙で保管していましたが場所を取るし、手間だったけど全部スキャンしてハードディスクに格納しました。
また、CDから音楽データを吸い取りハードディスクに保管したことで、CDを処分することができたのも収納スペース確保に役立ちました。
ポータブルのHDDはスマホぐらいのサイズなので、もし災害が起きて避難する時も簡単に持ち出すことができます。
私が使っているのはこちら↓
サイズはW129.5×D80.8×H16.1mmで、重量は185g。
SSDの価格がもう少し下がれば、よりコンパクトなSSDに移行したいと思っています。
③クリンスイの浄水ポット(CP012)
部屋が狭くて、2Lペットボトルの水をまとめ買いしても置いておく場所がない。
ないこともないけど邪魔になって仕方がないし、空きペットボトルの置き場所もないので、今の部屋でペットボトルの水を買うのは現実的じゃない…
冷蔵庫も室内置きで、あまり大型のものを買うと寝る時にうるさいので、90Lの小型で静かな冷蔵庫なんですが、ジュースやお茶なんかを常備しておける場所が本当にない(泣)
そんなシビアなスペースの悩みを解決してくれたのがクリンスイの浄水ポット。
このポットが一本あれば水道水を安心して飲める水にすることができます。
浄水して、そのまま冷蔵庫に入れられるんです。
冷蔵庫のドアポケットに収まる大きさ。
カートリッジ一本で3ヶ月持ちます。
これがあればペットボトルの水を買わずに済むし、ペットボトルのゴミも出ないしで大助かり。
浄水ポットがなかったら、ペットボトルの水を買って室内に段ボールを直置きしていたと思います。
そして空になったペットボトルの置き場所に困って、ベランダにストッカーを置いて保管することになっていたかも。
ベランダも広くないし、ストッカーが風雨に晒されると管理も大変だろうなあ…と思うと、浄水ポットの存在は本当にありがたいです。
カートリッジは3ヶ月ごとに交換が必要だけど、ペットボトルの水を買うことを思えばだいぶ安上がり。
④無印良品のトイレットペーパー長巻シングル
1ロールで税込150円。
これ一つで、なんと250メートルあるんです。
一人暮らしなら、二本あればひと月は余裕。
以前は1.5倍長持ちする8ロール入り(600m)を10%引きの時に393円で買ってたんですが…
トイレットペーパーって結構荷物になるし、ついで買いをするにも大きいから負担になって、面倒で苦痛を伴う買い物でした。
自転車のカゴに乗らないし、近所のスーパーで買うと高いから、わざわざ歩きでちょっと離れたドラッグストアまで買いに行くんだけど、散歩がてらでも面倒。
アマゾンとかで買っても段ボール箱に入って届くから、段ボール回収の日まで一部屋しかない室内で保管しながらイライラしなきゃならないしで、ネットでトイレットペーパーを買うという選択肢がない。
トイレットペーパーは何かの時のために多少ストックしておきたいけど、収納スペースにそんな余裕もないし…。
そんな買い出しの面倒さと収納場所の悩みも、無印良品のトイレットペーパーが全部解決してくれました。
無印良品のトイレットペーパーは芯がないからゴミも減るし、1ロールで250メートルもあるから交換頻度も低くなります。
トイレの中に予備が常に二本ある状態にしておけば紙切れの心配もないし、1ロールずつ買い足せばいいので、買い物の負担もかなり減りました。
非常時のストックも2ロールぐらいあればいいし、2ロールぐらいなら収納場所も取らない。
ティッシュペーパーはそうでもないけど、トイレットペーパーは毎月買う必要があるので悩ましい存在でした。
無印良品のトイレットペーパーは本当に助かっています…!
⑤引っ掛けタイプのゴミ箱
私の部屋のキッチンにはゴミ箱を置くスペースがない。
生ゴミはどこに捨てれば…と最初はとても困ったものです。
床に直置きすると掃除が面倒だし、室内に生ゴミが入ったゴミ箱を置くなんてあり得ない。
ベランダに生ゴミ用のストッカーを置くという手段もあるけれど、日当たりが良すぎて熱で悪臭が発生する可能性大。
Gや小蝿も気になります。
大雨の時に、濡れながらベランダに生ゴミを捨てるのも嫌だし。
そんなこんなも、キッチン下の扉に引っ掛けられるゴミ箱で解決。
実際に購入したゴミ箱がこちら↓
このゴミ箱は容量が5Lと小さめだけど、がっつり自炊をしていても3〜4日分のゴミは余裕で入ります。
ゴミを入れる時は上からぎゅーっと押さえて、空気を抜いて圧縮してから捨ててるので溢れたことは一度もなし。
その代わり、ゴミ出しの時は体調が悪かろうが死んでも出すことにしています。
ためる場所がないし、ためこみたくもないので(汗)
室内のゴミ入れは、今は部屋の色に合わせてキャンドゥの「プッチごみ袋」を使ってます。
シックな柄でお気に入り。
⑥サマリーポケット
これはモノではなくサービス。
宅配型の収納サービスです。
私はここにシーズンオフの洋服を全部預けています。
シンプルに暮らしていても、さすがに全シーズンの洋服を1Kの室内で保管するのは無理があります。
私はワンパターンではあるけどファッションを楽しみたいし、ミニマリストにはなりきれないので外部に預けられるサマリーポケットの存在はものすごく助かります。
おかげで洋服はベッド下収納に収まっています。
クローゼットに洋服をかけないのは内側がベニヤ板で、閉めっぱなしにしているとニオイが気になるからなんですね…
いずれはもう少し部屋数があって築浅の物件に引っ越そうと思ってますが、この部屋にいる間はクローゼットに洋服をしまうことはないでしょう。
実家に置かせてもらうという選択肢もあるけれど、同じ市内に住んでいても、衣替えの度にわざわざ取りに帰ったり送ったりするのが大変なんです。
今は月々1800円ほどで預けていますが、サマリーポケットがないと今のスッキリした空間は保てていません。
サマリーポケットは洋服だけでなく、本やCD、DVDや布団、思い出の品やコレクションを保管することもできます。
過去のこちらの記事で、サマリーポケットについて詳しくご紹介しています↓
⑦自炊代行サービス
本をデータ化してくれるサービスのこと。
蔵書を箱詰めして送ると、背表紙を切り落として1ページずつスキャンし、pdfデータにしてくれるサービス。
本はスキャン後に溶解処理されます。
このサービスのおかげで蔵書をデータ化して、本棚をなくすことができました。
本をデータ化することで、100冊程度の本をタブレット一台に収めることができています。
本のデータはタブレット端末の本体ではなく、128GBのmicroSDカードの中に格納しています。
本棚の奥にしまいこんでいた本も、データ化することで本を見る機会が増えました。
劣化する心配がなく、100冊の本をタブレット一台で持ち歩けるので旅先や長時間の移動時、カフェなど好きな場所で読書を楽しむことができます。
災害で本が失われるリスクも地震で本棚が倒れてくるリスクも軽減できるし、引っ越しの負担も減らせます。
こちらの記事で、2社を徹底比較しています。
収納でテトリスする苦痛から解放された世界は快適そのもの
私が狭い部屋の小さい収納でテトリスする苦痛から逃れることができた7つのモノとサービスをご紹介しました。
これらを利用することで、室内のモノも収納の中身も八分目までにしておくことができます。
スッキリした部屋を保つためにモノやサービスに頼ることはお金がかかるけれども、お金をかけた価値はあると思っています。
おかげで私の部屋はモノが少なくスッキリしているし、掃除がしやすく、狭いなりにスペースを広く使うことができています。
風が通るからカビの繁殖も抑えられるし、害虫にもあまり悩まされずに済んでいます。
私がこの7つのサービスやモノに出会っていなかったら、一体この部屋はどうなっていただろう…と思います。
それぐらい、私にとってなくてはならない存在です。
持ち物が多い方は、ご紹介した方法をぜひ試してみてください。