日本の水道水は世界的にもレベルが高く、飲んでも何も問題はありません。
ただ、建物の築年数によっては配管や受水槽の維持管理に問題があったりするので、そのまま飲むのはためらってしまいます。
2Lペットボトルの水を買って飲めば済む話ですが、6畳前後のワンルームに住んでいると冷蔵庫は小さいし、箱買いしても置く場所がありません。
ペットボトルの水を買わなくても、水道水を手軽に飲める状態にしてくれるのが「浄水ポット」。
浄水ポットが一本あれば、喉が乾いた時に手軽に水を飲めるし、お米を炊いたり料理をする時にも浄水した水を使うことができます。
この記事では、浄水ポットを使うメリットとデメリット、私が実際に使っているクリンスイの浄水ポット(CP012)の感想を書いています。
飲み水代を節約したい人は必見です!
浄水ポット生活4つのメリット
①飲み物にかかるお金を節約できる
浄水ポットに付いているカートリッジは3ヶ月ごとに交換が必要で、私が持っているクリンスイの浄水ポットのカートリッジは、2本セットで3,000円ほど。
3,000円というと高いと思われるかもしれませんが、2リットルのペットボトルの水10本入りを一箱買うと、1,000円前後はかかります。
一本あたり1,500円ほどの浄水カートリッジは3ヶ月間持ちますが、2リットルのペットボトルの水だと、3ヶ月間で3,000円以上はかかります。
浄水ポットだと、水道の利用量が気になるかもしれませんが、仮に1ヶ月30日間、毎日2リットルの水道水を浄水ポットに汲んだとしても、わずか0.06立方メートルの水量しか消費していません。
水道代にも、ごく僅かな影響しかありません。
ペットボトルの水を買うよりも、浄水ポットの方がかなり安上がりだと言えるでしょう。
②場所を取らない
2リットルのペットボトルの水をまとめ買いすると、置いておくスペースが必要です。
浄水ポットなら、ポット一本だけで済みます。
ストックが必要なのは交換用のカートリッジだけ。
カートリッジの大きさなんて知れているし、軽いものなので場所も取りません。
ワンルームや1Kなど収納がシビアな狭い部屋に住んでいると、浄水ポットの方が省スペースで置き場所に悩まされることもありません。
余談ですが、私が持っている「クリンスイポット型浄水器(CP012)」と2リットルペットボトルの水の大きさを比べてみました。
2リットルのペットボトルが少し背が高いですね。
上から見ると、奥行きは2リットルの水の方がスリムです。
③必要な分だけ浄水できる
蛇口に取り付けるタイプや据え置きタイプの浄水器も便利です。
ただ、原水と浄水の切り替えができない浄水器を使っていると、洗い物をする時まで浄水した水を使ってしまうので、フィルターの寿命が短くなってしまいます。
また、水道の蛇口に取り付ける浄水器の場合、シンクが小さいと洗い物がしにくくなります。
浄水ポットなら必要な分だけ浄水できるし、シンクのスペースが狭くなってしまう心配もありません。
④ペットボトルのゴミを減量できる
2リットルのペットボトルの水を飲んでいると、24時間ゴミ置場でもない限り、空のペットボトルを回収日まで保管しておかないといけません。
空のペットボトルを保管するには、それなりのスペースが必要です。
缶やビンも含めると、一袋では済まないこともあります。
ゴミが増えると運び出すのも面倒だし、うっかり収集日を逃すと大変なことになります。
浄水ポットなら、ゴミになるのは使い終わった交換カートリッジだけ。
ペットボトルの水に比べたら、ゴミの量は圧倒的に少ないのが浄水ポットのいいところ。
ペットボトルの水に依存していると、資源ごみの袋代もバカになりません。
2リットルのペットボトルはサイズの大きい袋でないと入らないし、サイズが大きくなるほど袋代が高くなります。
浄水ポット生活のデメリット
浄水ポットは、一度にたくさんの量を浄水できません。
すぐに水を飲みたいと思っても、濾過に少し時間がかかります。
小さい冷蔵庫を使っていると、ポットがドアポケットに入らないことも。
小さい冷蔵庫を使っている場合、浄水したら、横に倒しても冷蔵庫に入れられる容器に移し替えるなどの工夫が必要です。
注意しなければならないのは、浄水した水は雑菌が繁殖しやすくなっていこと。
長期の保管には適していません。
浄水したらその日のうちに飲み切らないと、せっかく浄水したお水でお腹を壊してしまわないとも限りません。
細かい管理が面倒な人には、浄水ポットは向いていないかもしれません。
「クリンスイポット型浄水器(CP012)」を使った感想
私が使っているのは三菱ケミカルの「クリンスイポット型浄水器(CP012)」。
大きさは幅10.5センチ×奥行き10.5センチ×高さ28.8センチ。
一日2リットル浄水した場合、カートリッジの交換は3ヶ月ごと。
交換時期は、ダイヤルで一目でわかるようになっています。
一度に浄水できるのは0.9リットルまでなので、一気にたくさん浄水できません。
クリンスイポット型浄水器は
- 除菌フィルターで15種類の不純物やカルキ臭、カビ臭、濁り、雑菌、赤サビを取り除いてくれる
- ミネラルを含んだきれいな水にしてくれる
なんと、赤サビを含んだ水道水でも透明な水に濾過してくれるパワフルさ。
夏になると気になる塩素くささも取ってくれます。
水道水をそのまま飲むのは抵抗があっても、このポットに水道水を注いだら安心して飲める水にしてくれるんです。
私はお米を炊く時にも、このポットで浄水した水道水を使っています。
飲み水は年中必要だけど、
- ペットボトルを保管する場所がない
- 水道水を直接飲むのは気持ち悪い
- 飲み水にお金をかけられない
こんな私にピッタリのアイテムです。
私が持っている冷蔵庫が小さいこともあって入れておく場所がないから、ペットボトルの水やジュース、お茶類は買わないし、紙パックのジュースなども買っていません。
水分補給はお茶やジュースではなく、水からが一番いいと聞いています。
私は水分補給はシンプルに水かお湯だけでいいと思っています。
さすがにご飯を食べる時や友達が来た時はお茶ぐらいは入れますが、ジュースは飲まないし、冷たい飲み物が欲しい時は浄水ポットの水を飲んで満足しているので、自然と飲み物代を節約できています。
毎日浄水ポットで水道水を濾過して飲んでいますが、ペットボトルのゴミも出ないし、予備のカートリッジも保管場所を取らないのでとても重宝しています。
下の写真は、水の注ぎ口。軽く傾けると、コップに浄水した水を入れられます。
浄水ポットと交換用のカートリッジを並べてみました。
節約、時短、ゴミ減量を叶えてくれる浄水ポット
クリンスイの浄水カートリッジは1日2リットル浄水した場合、3ヶ月持ちます。
カートリッジは一本あたり1,500円ほどで買えるので、1本100円ほどの2リットルペットボトル1本を毎日使うより節約できます。
わざわざ水を買いに行かなくても済見ます。
重たいからネットで買えばいいんでしょうが、受け取り日時に宅配便を待ち構えているのも結構めんどくさいものです。
ペットボトルのゴミを減量できるので、資源ごみ袋代も節約できます。
2リットルのペットボトルの水を箱でまとめ買いすると、段ボール箱を回収の日に出す手間も発生します。
浄水ポットがあれば、飲料水代もゴミ袋代も節約できるし、ゴミ出しの負担も軽減できます。
めんどくさがりの私には、ペットボトルのゴミ出しの手間が省けるのはとてもありがたいです。
水の銘柄にこだわりがある人もおられるので、ペットボトルの水を全否定するわけではないけれど、私は今の1Kのマンション暮らしをしている間は、浄水ポット生活を続けていきます。