「せっかく頑張って片付けたのに、また物が増えてしまった…」
「物を減らしても、減らす前の状態に近づいてきている…」
そんな方。
この記事では、物を減らしても元に戻ってしまい、片付いた状態をキープできない原因と、どうしたらリバウンドを解決できるか、その方法についてご紹介しています。
片付けてもリバウンドする3つの原因と解決方法
リバウンドする原因は、この3つ。
- 定期的に不用品をチェックしていない
- 以前と同じように物を買ってしまうから
- 片付いた部屋を維持するモチベーションがない
3つの原因と解決方法を詳しく説明していきます。
原因①定期的に不用品をチェックしていない
物を買わなくても、物は増えていきます。
片付いた空間を維持していくためには、物をため込まないよう定期的にチェックする必要があります。
カタログやダイレクトメールなど様々なものが郵便で送られてくるし、チラシがポストに入っていることもあります。
街でもらってきたフリーペーパーやショップカード、化粧品などのサンプル。
ネットで物を買うと、商品と一緒にチラシやカタログがたくさん入ってる時があるし、送ってきた箱も場所取りです。
こうして入ってくる様々な不用品を放置していると、ひと月も経てばそれなりの量になってしまいます。
こういう物を定期的に処分していかないと、せっかく片付けたのに、すぐに物が増えてしまいます。
【解決方法】掃除のタイミングで不用品をチェックする
週一回、掃除機をかけるタイミングでたまっている郵便物やチラシ、カタログ類などその週に入ってきた物をチェックします。
チェック基準は、原本が必要な書類かどうか。
原本がなくても良ければ、必要な部分だけスマホで写真を撮って捨てます。
捨てられる物はその週のうちに処分しておくと、きれいな部屋を維持できます。
不用品が出たらなるべく早く処分し、部屋に長期間置きっぱなしにしないようにしましょう。
原因②以前と同じように物を買ってしまうから
2つ目の原因は、物を減らしても以前と同じように買い続けてしまうから。
片付いた状態をキープするには、物を増やさないよう、買う量を減らしていかないといけません。
部屋の広さや収納は限られているのに、物を減らす前と同じペースとノリ(物欲)で買い続けていると、増えた物を片付ける場所がなくなってしまいます。
片付ける場所がない物は、床や椅子、ソファーの上など収納場所ではない所に置くことになります。
【解決方法①】買いたくなったら、片付けの大変さを思い出す
欲しいと思った時に、物を減らす時の大変さを思い出してみてください。
捨てる物と売る物をリサイクルショップに持っていったり、メルカリで出品したりするのにかなりの時間がかかったはず。
新しい物を買うことを積み重ねると、また以前のように物がたくさんある状態に戻ってしまいます。
新たに物を増やす時は、以前のノリで物を買わず「必要かどうか」慎重に考えてください。
見た途端に必要だと感じてしまっていたら、手に取った物を一旦戻して冷静になってみてください。
ずっと探していた物ならまだしも、昨日までなくても良かった物なら、買わなくても生活に何の支障もないはずです。
【解決方法②】収納に収まらなければ買わない
新しく買った物が収納に収まらないのはNG。
取り出しやすく片付けやすい収納量は「8割」。
8割を超えると取り出しにくくなるし、服などはシワになったり湿気がこもりやすくなり、カビが生えたり、虫による食害の原因となってしまいます。
これを買うと収納スペースに物が入らなくなるな…ギュウギュウになってしまうな…と思った時の選択肢は、
- 諦める
- 買うかわりに何かを手放す「ワンインワンアウト」
このどちらかです。
収納家具を増やすのもNG。
服が多いのに本棚の方が多いなど、部屋にある物と収納家具が合っていない場合、収納家具の見直しが必要ですが、収納家具を見直すことがあっても、増やすことがあってはいけません。
【解決方法③】自分のスタイルを持つ
片付け後にリバウンドさせないためには、もっと根本的な部分にも目を向ける必要があります。
それは「自分らしさ(=自分のスタイル)」を持つこと。
自分のスタイルがあると、自分らしさを表現、演出してくれる物とそうでない物を見分けることができます。
フラリとお店に入って物欲がムクムクとわいてきても、自分のスタイルがあれば、それを表現できる物(一軍の物=大好きな物)だけを選び取ることができるし、物欲に支配されて無駄な物を買ってしまうことが減ります。
でも、自分のスタイルを確立することは一朝一夕ではできません。
自分のスタイルを見出すには、時間をかけて取捨選択(トライ&エラー)を繰り返すしかない。
色んな物やコトに挑戦して成功と失敗経験を積み重ねることで、自分に合う服だったり、暮らしだったり、環境や生き方を見出すことができるのです。
物を増やすなと言っているのに、失敗しろとは何事かとお叱りを受けそうですが、こればかりは時間をかけて物と向き合い、自分に合うもの(=スタイル)を見つけていくしかないのです。
自分のスタイルがある人は明確な判断基準を持っていて、自分に合うかどうかこだわって厳しく見極めるため、片付け後に無闇に物が増えていくことはありません。
自分のスタイルがまだないな…と思う方は、これをきっかけに意識してみてはいかがでしょうか?
原因③片付いた部屋を維持するモチベーションがない
平日は仕事で帰りが遅くて自分の時間が全く取れなかったり、週末は仕事の疲れで何もする気力がない…
遊ぶ約束や用事があれば出かけるけど、そうでもなければ家でゆっくりしていたい。
疲れを癒やしたりリフレッシュしたい時に、片付けや掃除なんかしたら余計に疲れる。
頑張って片付けても、片付いた状態を維持する気力がわいてこないのです。
【解決方法①】まずは体を休める
まずは、たまった疲労を回復すること。
片付けなきゃ…と思いながら結局できなくて自己嫌悪に陥ってしまい、余計にやる気が出なくなるより、まずはしっかり休養した方がいいです。
疲れて片付けるモチベーションを保てないのは、あなたのせいではありません。
労働時間が長すぎる会社が悪いのです。
まずはゆっくり体を休めて疲れを癒やしてから、お茶やコーヒーでも飲んで音楽でも聞きながら、郵便物の整理など軽い物から手をつけてみてください。
掃除機をかけるなど、大掛かりなことはできる時にやればいい。
掃除もして、リセットして…と完璧を求めすぎず、できる範囲で片付いた部屋をキープする行動を継続してみてください。
【解決方法②】理想の部屋像を持つ
例えば「ホテルのように物が少なく快適な部屋にしたい」とか「カフェのようなくつろげる部屋にしたい」という理想を持ってみる。
こんな部屋にしたい!という理想があれば、部屋を理想に近づけようとするし、部屋が理想とは逆の状態にならないようモチベーションを高めることができます。
片付いた状態をキープしている私が思うこと
常に片付いた状態をキープするのは、物量が多いほど大変だと思います。
私は面倒くさがりな性格が都合よく働いて、いちいち物をどけて掃除をするのが面倒だからという理由で物を減らしてきました。
物が少ないおかげで片付けも掃除も楽だし、物が多い状態=面倒な状態には二度と戻りたくないから、片付いた状態を保つことができています。
私の理想の部屋像は「生活感のないホテルの部屋」。
生活感はあっても物は少なくて、引き出しを開けると便箋とボールペンが入ってるだけ。
理想の部屋像は、「こんな風に暮らしたい」という願望を映し出したものでもあると思います。
理想の暮らしを維持するために、片付いた状態をキープできていると思います。
それから、私が自分はこれ!というスタイルを手に入れたのは40代に入ってから。
特に身につける物に関しては、買っても失敗したり、買った服が手持ちの服と組み合わせても違和感があったりして迷走していました。
でも、手持ちの服や靴を全部取り出し、徹底的に向き合ったことで自分のスタイルを完成させることができました。
その時の方法はこちらの記事↓で紹介しています。
「片付いた部屋を維持しようという気持ち」と「自分のスタイル」があると、無駄な買い物は減るし、物が増えて部屋がリバウンドしてしまうこともありません。
まとめ
片付けがリバウンドする原因は3つ。
そしてその3つの原因の解決方法は、以下のような内容でした。
●定期的に不用品をチェックしていない
- 掃除のタイミングで不用品をチェックする
●以前と同じように物を買ってしまうから
- 買いたくなったら、片付けの大変さを思い出す
- 収納に収まらなければ買わない
- 自分のスタイルを持つ
●片付いた部屋を維持するモチベーションがない
- まずは体を休める
- 理想の部屋像を持つ
片付けてもリバウンドしないために、どれかひとつでもヒントになればとても嬉しいです。