部屋を片付けたいなら、まず物を減らすこと。
この記事では、
- 物を減らすにはどんな方法があるのか
- それぞれのメリット・デメリット
この2つについて紹介します。
それぞれの方法を比較した表も作っています。
物を減らしたいけど、自分に合う方法を探している方に役立つ内容です。
住まいの物を減らす8つの方法とそのメリット・デメリット
住まいの物を減らすには、8つの方法があります。
それらのメリットとデメリットをわかりやすくまとめました。
【物を減らす方法①】捨てる
「物を減らす基準を決め」、「基準を元にいる物といらない物を仕分け」、「いらない物は地域のゴミ出しルールに従って捨てる」これを全部自力でやる方法。
メリット
- 自分のペースでできる
- 好きな時間にできる
- お金がかからない(有料なのは大型ゴミぐらい)
デメリット
- 自己流だから時間がかかる
- 大量のゴミが出た場合、一気に片付かない(一世帯のゴミ出し量に上限があるため)
- 強い意志がないとやる気が続かない
【物を減らす方法②】人にゆずる
友人や親戚、ご近所などで、欲しい人にタダか格安でゆずる方法。
家の玄関先に食器や小物、家具など様々な物を入れた「ご自由にお持ちください」箱が置かれているケースも。
メリット
- 自分で処分しなくてもいい
- 必要な人に使ってもらえる
- 人によっては取りに来てくれる
- ややこしいクレームを言われる心配が少ない
デメリット
- 貰い手が見つからないこともある
- 全ての不用品を貰ってくれるわけではない
- 物によっては宅配で送ったり、持って行く手間がある
【物を減らす方法③】フリマアプリなどで売る
メルカリやラクマなどで売る方法。
フリマアプリ以外には、ヤフオクやジモティーなども。
メリット
- 売れると利益が出る
- ゴミだと思っていても売れる物がある
- リサイクルショップでは買い取ってもらえない物でも売れる
- 必要な人に使ってもらえる
デメリット
- 売れないと、なかなか片付かない
- 売れない物は保管し続けないといけない
- 出品時に撮影や説明文作成の手間がかかる
- 梱包、発送の手間がかかる
- 売れずに値下げすると、利益がほとんど出ない
【物を減らす方法④】リサイクルショップに持ち込む
セカンドストリートやブックオフ、ハードオフ、トレジャーファクトリー、ブランディアなどに買い取ってもらう方法。
メリット
- 持っていけば買い取ってくれるから、すぐに片付く
- すぐに現金が入ってくる
デメリット
- 買い取ってくれない物がある
- 納得いく査定金額になるとは限らない(異様に安かったりする)
- 量が多いと持ち込むのが大変
【物を減らす方法⑤】出張買取業者でまとめて処分
コロナ禍で外出自粛が続く中、人気が急上昇している、エコリングなどの出張買取サービス。
わざわざ店舗に出向かなくても、自宅まで訪問、査定・買取してくれる。
メリット
- 自治体の粗大ゴミ(有料)に出すよりもお得
- その場で査定、買取してくれる
- 自力で運べない量を搬出してくれる
- 一見ガラクタに見える物でも買い取ってくれるケースがある
デメリット
- 家電など型式が古すぎて買取れない物がある(製造から10年以上はNGなど)
- 買い取ってくれない物もある
- 業者が部屋に入ってくる
- 納得いく査定金額になるとは限らない
- 悪質な業者が存在する(押し買いなどのリスク)
- 買取対象でない物は部屋に残ってしまう
【物を減らす方法⑥】片付け業者に頼む
かなり散らかっている部屋からゴミ屋敷レベルの部屋まで、プロの業者が片付けてくれるサービス。
メリット
- 1日で片付けられる
- 自力で運べない量を搬出してくれる
- 同時に不用品を買い取ってくれる(業者による)
- 掃除もしてくれる
デメリット
- 作業費用が高額(最低でも一万円以上)
- 部屋数や量によっては10万円前後かかる
- 業者が部屋に入ってくる
- 悪質な業者も存在する(押し買いなどのリスク)
【物を減らす方法⑦】トランクルームを借りる
いわゆる貸し倉庫。
マンションの一室をトランクルームとして貸しているパターンも。
メリット
- 広い収納スペースが借りられる
- 捨てずに部屋の物を減らせる
- ベッドや自転車など、大きい物を収納できる
- 24時間出し入れ可能(サービスによる)
デメリット
- 初期費用がかかる(月額料金1ヶ月分の前払い、保証金(1ヶ月分)、事務手数料、鍵交換費用、セキュリティ費用や保険など)
- 更新料、解約料がかかる
- 月額費用が最低でも5000円以上かかる(広いほど費用が高くなる)
- トランクルームに運び入れる手間がかかる
【物を減らす方法⑧】ネットの収納サービスに預ける
サマリーポケットやAirTrunkなど、スマホ時代の宅配収納サービス。
メリット
- 低料金で預けられる(月額数百円〜)
- 捨てずに部屋の物を減らせる
- 宅配で預けられる
デメリット
- 取り出す時に配送費用がかかる
- すぐに取り出せない
- 大型の物は預けられない
サマリーポケットについては、過去のこちらの記事で詳しくご紹介しています↓
【比較表】物を減らす8つの方法
物を減らす8つの方法を比較表にしました。
それぞれの方法がどんな人に向いているかも、わかりやすくまとめました。
方法 | 金銭負担 | 時間 | リスク | 向いてる人 |
①捨てる | 粗大ゴミのみ | かなりかかる | 途中で挫折する | 片付けたいという強い意志がある |
②人にゆずる | タダか、僅かな利益あり | ややかかる | 欲しい人が見つからないと減らせない | 血縁や知人など多数の人脈がある |
③フリマアプリで売る | 売上金が入る | かかる | 売れないと物が減らない | 撮影や説明文作成が苦にならない |
④リサイクルショップに持ち込む | 買取金が入る | かからない | 買取対象外の物は減らせない | 買取金額にこだわらない |
⑤出張買取業者でまとめて処分 | 買取金が入る | かからない | 買取対象外の物は減らせない・悪質な業者の存在 | 不用品が多い・大型の不用品がある |
⑥片付け業者に頼む | 高額な作業料金 | かからない。即片付く | 悪質な業者の存在 | 不用品・ゴミが大量にあり、自力では片付けが難しい |
⑦トランクルームを借りる | 高額な初期費用、月額料金 | かからない | 運ぶのが大変・物を減らす根本的解決にはならない | 大型の物がある・量が多い・物を減らしたいけど捨てたくない |
⑧ネットの収納サービスに預ける | 安価。月額数百円から | かからない | 大型の物は預けられない・物を減らす根本的解決にはならない | 本や洋服の収納場所が溢れている・物を減らしたいけど捨てたくない |
まとめ
物を減らす方法を8つあげましたが、片付け業者に頼む方法以外、複数の方法を同時に進行させることが多いでしょう。
例えば、
- 使えない物は捨て、使える物は人にゆずる
- 使えない物は捨て、使える物は人にあげたり、売ったりする
- 使えない物は捨て、使える物は売り、手放したくない物は宅配収納サービスに預ける
などなど、複数の方法の掛け合わせで物を減らすことがほとんど。
どんな方法を選んでも、物を減らすには時間や手間がかかります。
方法によっては高額な料金負担が発生することも。
物を増やすのは簡単ですが、減らすのはとても大変なこと。
物を増やさないためには、買ったり貰ったりして、物を新たに自分の住まいに入れる前に「本当に必要なのか」一歩立ち止まって考えてみること。
小さな物でも油断禁物。
積み重なると、ちょっとしたスペースを占領してしまいます。
まとめて捨てることになる前に、厳選して家の中に置くことで、未来の自分に余計な負担をかけずに済むのです。
減らした後は、厳選して部屋に入れることで、リバウンドは防げます。
一人でも多くの方が、物を減らすことに成功しますように!