モノを買うと、立派な箱や缶に入ってることがありますよね。
MacやBOSEの箱はスタイリッシュだし、Francfrancのタンブラー買った時は、箱だけでも商品になりそうなぐらいオシャレでかわいいから、何かに使えないか本気で考えたものです。。
紅茶の限定缶なんかもデザインがステキなので、使い道もないのに食器棚にやたらと飾っていたり。
捨てられずに保管しがちなその箱や缶、本当に必要ですか?
中は空なのに保管したままで、場所だけを取っていませんか?
いつか使うと思いながら取っておいても今まで使ってこなかったなら、それがなくても今の生活に何ら支障はないのです。
使わないのに保管しがちな箱類4つ
使わないのに保管しがちな箱があったら整理、処分してみましょう。
収納に余裕ができるし、物によっては売ってお小遣い稼ぎもできてしまいます。
大前提として、物が入っていた箱や缶の役目は、あなたに中身を届けるためのもの。
中身を取り出したら、その役目は終わっているんです。
①お菓子の箱や缶
デパートで買う洋菓子や和菓子の箱や缶って、お金がかかっているだけあって、デザインも凝っているし、作りもしっかりしています。
例えば最近の虎屋(和菓子の老舗)の箱なんてモダンでシンプルだし、潰すには勇気がいります。
缶だってそう。
特にテーマパークで買ったお菓子は、すっごく凝ってて可愛い缶に入っていたりします。
私が物を沢山持っていて楽しかった時代は、色とりどりのかわいい缶をディスプレイしてとても満足していました。
でもディスプレイしているとホコリをかぶるから、掃除が大変。
掃除の時には缶を一つずつハタキがけして、ホコリを落としていく・・・部屋の掃除が、結構な時間を要する一大イベントになってしまいます。
掃除に手間がかかると掃除の頻度が低くなってしまい、部屋を清潔に保てなくなります。
物を減らそうとし始めた時、心を鬼にして素敵な箱やかわいい缶をどんどん捨てていきました。
ディズニーのお菓子が入った缶は、まとめてオークションに出したこともあります(今だとメルカリですね)。
かわいい物やステキなデザインの物って、なかなか捨てる決心がつきにくいもの。
商品を魅力的に見せるためにとても美しくデザインされているけれど、最初にも言ったように、物が入っていた箱や缶の役目は、あなたに中身を届けるためのもの。
美しいデザインのものは「捨ててはいけない」とブレーキがかかりますが、もうすでに役割を終えた物なので、捨てても構わないもの。
もし、何の絵柄もないそっけない無地の箱に入っていたら捨てますよね。
それと同じです。
いくら美しい箱でも実際に処分してみると、後々何の未練も残らなかったりします。
②スマートフォン、タブレット、PCなどの箱
タブレットやスマートフォンの箱は、機種変更した時に箱があった方が高く売れるかも…と思って保管しがち。
PCの箱もそう。
高かったし、横にスペックやシリアルナンバーがプリントしてあったりするから、何となく捨てにくい。
特にMacの箱はスタイリッシュなうえに超硬質なので、もはやこれで一つの製品として成り立つ完成度。
でも、わずかに上がる買取価格のために大きな箱を潰さずに保管しておくより、全部捨てた方が部屋のスペースがスッキリします。
箱の中身は空だし、何も入れていない箱を置いている意味はありません。
収納場所がたっぷりある広いお家ならまだしも、そうでもない場合、箱を置いておくことで貴重な収納スペースを奪ってしまっています。
本来そこに入れるべき物を入れることができません。
大事なのは未来に高く売ることではなく、今を快適に暮らすことです。
箱は商品をあなたの手元に届けたら、その役割はもう終わっています。
役割を終えた箱は捨てて、箱が入っていたスペースに本来入れるべきものを収納してあげましょう。
③ハイブランドの箱
ハイブランドの服飾小物などを買った時についてくる、ブランドロゴ入りのゴージャスな箱。
ハイブランドの力は恐るべし。
使い道がなくても、言いようもない高級感と特別感に圧倒されて、こんなに立派な箱を捨てるなんて到底無理!と思ってしまいます。
私もハイブランドの箱の処分にはだいぶ躊躇しましたが、結局処分しました。
ハイブランドの箱であろうが、置いておくとホコリをかぶったり湿気を吸ったりして、衛生的にもあまり良くないからです。
紙の箱は捨てたんですが、時計が入っていた革張りの箱は捨てるに忍びなくてメルカリに出してみたところ、なんと売れました!
説明文でアクセサリーケースへのリメイクなどを提案していたのですが、1000円ほどで売れていきました。
これがその箱。
クロコ押しでツヤツヤしていて・・美しくて立派としか言いようがありません。
かなり大きくて、サイズは横18.5、縦15、高さ11センチ。
こちらもメルカリで売れた時計の箱です↓
横19、縦17、高さ7.8センチで結構場所取りでした。
保管にはスペースを取りすぎるし、捨てるにしても惜しくてもったいない革張りの箱。
メルカリでの利益は数百円でしたが、棚もスッキリしたし、捨てることなく誰かに使ってもらえるのはとても嬉しかったです。
革張りの箱は、一定の需要があるようです。
もちろん高値はつきませんが、捨てるよりは利益が出なくても、使ってもらえる方がいい。
スマホの箱と同じことを言いますが、商品をあなたの手元に届けたら、箱の役割はもう終わっています。
箱が入っていたスペースに、本来入れるべきものを収納してあげましょう。
④靴が入っていた箱
靴を買ったら箱に入っていることが多いですよね。
しかも靴によって箱の大きさもまちまちで嵩ばるし、整理整頓もしにくい。
靴の箱もいりません。
靴は箱で収納せず、箱から出してシューズボックスに収納します。
シューズボックスに収納できないサイズの靴は、ダイソーなどで売っている大きめのプラスチックのシューズケースに入れ替え、元の箱は捨てます。
風水では、紙は悪い気溜め込むと言われています。
紙は「木」から作られており、「木」の気が湿気を吸い込みます。
湿気は健康にはもちろん、風水でも良くないと言われています。
靴を履き続けていると、1日に両足でコップ1杯分(約200mL)の汗をかくと言われています。
そんな靴をしっかり乾かさないうちに箱にしまうと、靴も箱も湿気で不衛生な状態になるのは目に見えています。
以前、室内のクローゼットに靴箱に入れた靴をしまっていたことがありますが、暖房でクローゼットの内側の壁が結露していて、結露による湿気で靴箱がしっとり濡れていたことがあります。
気づくのが遅かったら、靴にカビが生えていたかもしれないと思うと、ゾッとします。
湿気が多い場所で紙の箱に入れておくと、中の靴も一緒に傷んでしまうこともあります。
靴は箱に収納せず、乾かしてからシューズボックスに入れる。
靴が多ければ、コンパクトな収納グッズがダイソーやニトリで売られているので、そういった物を活用しましょう。
今使い道がないなら、今後も使うことはない
一度スペースを圧迫している、用途のない箱や缶を全部出してみましょう。
そして、今の時点で使い道がないなら捨てる。
商品をあなたの手元に届けたら、箱の役割はもう終わっているんです。
そんなことを言っておきながら、私は一部用途がないのに残した缶もあります。
フランスへ行った時に買ったチョコレートやクッキーが入っていたステキな缶は、ものすごく気に入っているので旅の思い出に残しています。
お気に入りの紅茶缶はティーバッグのお茶を入れて部屋に飾っているし、フランスで買ったクッキーの缶は、ハンドメイドのピアスを作るためのパーツ類を収納しています。
それ以外の大部分の箱や缶は、心の中で大泣きしながら捨てました。
捨てた時は辛かったけど、今では全く後悔していません。
おかげで使い道のない無駄な物に悩まされることなく、今とても快適な生活を送ることができているからです。
箱のコレクションをしているのなら話は別ですが、そうでなければ「どうしても」と思う数個を残して捨てる。
もし捨てる決心がつかないなら、飾っている物を一度撤去し、ダンボール箱に入れるなどして一定期間見えない所に保管しておきます。
見えない所に保管していると、存在自体を忘れてしまいます。
忘れる程度のものは、部屋になくてもいい物なんです。
使えそうな箱を捨てる時は、環境に負荷をかけることに罪悪感を感じたし、手放す時には何とも言えない寂しさや辛さを何度も味わってきました。
でも、持っていても仕方がないんです。
ずっと持っていても、もし自分が死んでしまったら誰かが捨てることになります。
誰かに雑に捨てられてしまうよりは、自分できちんと片をつけた方がいいと思います。
そして、部屋の主役は物ではなく自分です。
部屋の主役を物から自分に取り戻すことで、今と未来をより良く生きることができるんです。
自分と物、大切なのはどちらですか?
スッキリした部屋で暮らしたい自分の気持ちを優先すれば、物への執着は少しづつ減っていきます。