今年も残すところ2ヶ月ほどになりました。
振り返ると、今年はいつも以上に多くの物を手放したなと思います。
物は少ない方だと自負していたけど、まだまだいらない物がありました。
私に突然の転機が訪れたとこも、手放しが加速した理由だと思います。
今回は、シンプリストの私が今年捨てた物、手放した物と、その理由をご紹介します。
2020年、シンプリストがどんな物を捨てたのか、ご興味ある方は是非読んでみてください。
私がこの一年で捨てた物、手放した物
紙もの
紙ものの多くはスキャナーで画像データ化し、タブレット端末で見られるようにしました。
プリントした写真(全部)
海外旅行の時に、フィルム式のトイカメラやポラロイドカメラ、チェキで撮った写真と、厳選して残していた小学校から大学時代までのプリント写真を捨てました。
理由は、とにかく紙ものを減らしたかったことと、タブレットで見られるようにしたかったから。
捨てる前に全部スキャナーでスキャンし、画像データで保存。
スキャンして画像化したデータは、アルバムがわりとしても利用しているタブレットに転送し、タブレットで見られるようにしました。
画像だと色褪せる心配がないし、火災や水害で失われる心配もありません。
アルバムや写真を置いていた場所が空いたので、収納にゆとりができました。
デザインが素敵で保管していた紙類
国内外のショップカードとかフライヤー、お店のDM、お菓子のパッケージ…どれも好きでたまらない物でした。
でも箱にしまいこんでいると、わざわざ取り出して見ることが少なくなります。
せっかく保管していても、見ないようでは置いている意味がありません。
実物を見られない状態で置いておくより、常に見られる状態にしておいた方が有効活用できます。
これも全部スキャナーで画像データ化。
タブレットに転送し、タブレットの大画面で見られるようにしました。
スキャン後、保管していた物は破棄しました。
絵はがきのコレクション
国内外の美術館や雑貨屋などで買い集めた絵はがき。
ハガキ用のファイルに収納していましたが、しまい込むと見ることはないし、ハガキとして使うこともありません。
場所を取るだけだったので、色々と捨てついでに手放すことに。
欲しい人にあげたり、余った分はパワーセラーさんの不用品の宅配回収サービスを利用し、寄付しました。
本、雑誌
ページの四隅が色褪せはじめたハードカバーの写真集や画集、雑誌やガイドブック、小説などをpdfデータ化。
理由は、本棚の本を少しでも減らしたかったからです。
pdfデータ化する際に利用したのは、過去にも何度かお世話になった「未来BOOK」さん。
スキャンピーさんは安くて仕事が早いのですが、美術関係の書籍にかなり気になる傾きがあったため、割高で時間はかかるけれど、今回は未来BOOKさんにお願いすることに。
手作業で丁寧に電子化してくれます。
電子化した書籍のデータは、タブレットで読んでいます。
本がなくなった分、棚のスペースに余裕ができました。
海外のレシート、パンフレット類
海外旅行の時のレシートやショップカード、パンフレット、メトロやバスの路線図など、現地から持ち帰ってきた戦利品。
旅行に行った記念のものなので、なかなか処分する決心ができなかったけれど、海外旅行で買い物した時のレシートはインクが消えかけていたし、ショップカードやパンフレットなども見ないまましまい込んでいるだけ。
結構たまっていて場所取りだったので、以前からどうにかしたいとは思っていました。
そして今回、とうとう見切りをつける決心をして一気に整理。
レシートは個人的な趣味で残しておきたかったので、スキャナーで画像データ化し外付けHDDに保管。
パンフレットやショップカード、バスの路線図やチラシなどもスキャナーで画像データやpdfデータにし、タブレットで見られる状態に。
スキャンした後、原本は全部ゴミで捨てました。
給与明細
会社から毎月受け取る紙の給与明細。
社会人生活が長くなると、紙の給与明細もたまる一方。
自分が働いた証明として、また雇用保険、社会保険、厚生年金、所得税や住民税・市民税などの支払いの証明にもなるので、一応保管はしておきたい。
でも、ファイリングして保管できるほどスペースに余裕がありません。
結局これもスキャナーでpdfデータ化し捨てました。
これまで働いてきた分の給与明細は全てpdfデータで外付けハードディスク内に保管しています。
ファッション関連
好きだけど全く着けていないネックレス
最近は、ネックレスよりピアス派。
ネックレスはほとんど出番を失っていました。
ネックレスは長い物だと手を洗う時に邪魔になります。
夏は首元に汗をかくし、それ以外の季節だとジャケットを着ると隠れてしまう。
見せたいのに上着で隠れてしまったり、手を洗ったり食器を洗ったりする時に邪魔になるので、お気に入りのネックレスはピアスにリフォーム。
あとはメルカリで売って手放しました。
使わなくなったBabyG(腕時計)
一時期気に入って着けていたイエローのBabyGですが、スマホを持つようになると、時計の使用頻度もだんだん減ってしまいました。
G-SHOCKよりも小ぶりとはいえ結構なボリューム感なので、目立つから海外旅行には不向きだし、ずっと使わないまま保管していました。
時計は6本持っていたけれど、ニトリの時計ケースに入るのは5本なので、一番使っていないBabyGはメルカリで売りました。
すぐに毛玉が出たプチプラのニット
一度着ただけで毛玉が出てきたプチプラのニット。
毛玉取り機で取ってみたけれど、全体的に毛羽立った印象が拭えない物も。
毛羽立ったニットを着ていても清潔感を損なうだけだし、何となく、今後の自分に相応しくないと思ってZARAのリサイクルボックスに入れました。
着古した肌着類
ヨレヨレになっていたり、擦り切れて穴があいていたり、洗濯しても落ちない汗じみのある肌着類。
全部まとめて捨てました。
肌着類はユニクロで統一し、一度に持つのは4枚以内に。
ヨレヨレになってきたら都度買い替え、今後は安くてもきちんとした下着を身に付けることにしました。
履きにくい靴下
分厚くて履きにくく、脱いだらいつも繊維のクズが足の指についてしまう靴下。
寒い時に履いていたけれど、分厚いから洗濯しても乾きにくい。
タンスの中でも結構かさばる存在だったので、生活を快適にしてくれない物は見切りをつけて処分。
海外旅行用に置いていた肌着、靴下
海外旅行の時用に、着古した肌着や靴下をストックしていましたが…
コロナのせいで数年は海外旅行に行けそうにありません。
古い肌着を持っていると運気も下がってしまうそうなので、捨てることにしました。
体調が悪い時に着ていたパジャマ
去年は体調が悪い時が多かったのですが、そういう時に着ていたパジャマにまた袖を通すのは、あまりいい気分がしません。
実際、そのパジャマを見ると体調不良で寝込んでいた時を思い出すので、嫌な記憶を伴う物は手放すことに。
パジャマはZARAのリサイクルボックスに持って行きました。
履き古した靴
3足処分しました。
一足目は、20年ぐらい履いたビルケンシュトックのボロボロの靴。
苦楽を共にしたパートナーのような存在でした。
でも、新しい自分になるために過去を手放したいと思うようになり…
断腸の思いで処分しました。
別れる時に、お礼を言って塩を振りました。
それがこの靴です↓
ビルケンシュトックのパサデナ。
修理も効かなくなるほど痛みが激しかったのですが、長年愛用した物と別れるのは本当に辛いです。
思い入れのある物を手放す時は、心が痛みます。
あともう一足はZOZOTOWNで買ったので、新しいベルトを買う時に買い替え割で引き取ってもらいました。
三足目は、色が剥げてしまったブランドストーンのサイドゴアブーツ。
まだ履ける状態だったので、試しにメルカリに出してみたら6000円程度で売れました。
ダサい家着
家で着る服が適当でダサいものしかなかったんです。
今年は家にいる時間が多くなり、適当な家着を着ていると身だしなみまで適当になってしまうことに気づき、ファッションって大事だなと思い知らされました。
外出時に着ていくものはあったけれど、家着は着古した物や二軍の洋服など、かなり適当だったのでこの際ダサい物は全部処分。
ユニクロやGUで、動きやすくて一キロ圏内を出歩いても恥ずかしくない家着を買い揃えました。
たとえ安い洋服であっても、自分が好きな色や好きな洋服を着ていると生活が潤います。
家着だから適当でいいという考えを改めました。
通勤に使っていたバッグ
会社を辞めたので使わなくなりました。
こまめに拭いて綺麗に使っていたので、使おうと思えばまだまだ使えたのですが…
過酷な通勤電車での記憶を残す物を持っていたくなかったので、処分しました。
通勤用の折りたたみ傘
雨が降るたびに傘を買いたくないから、通勤の時はいつも折りたたみ傘を持ち歩いていました。
他にも折りたたみ傘を持っていたこともあり、折り畳み傘がダブついていたので、メルカリで売りました。
エルメスなどのスカーフ
海外旅行の時に空港の免税店で買ったエルメスなどのハイブランドのスカーフや、ZARAなどのプチプラブランドのスカーフ。
手持ちの服にマッチしないため、数を減らすため見切りをつけることに。
メルカリで売ったり、リサイクルショップで買い取ってもらったりして手放しました。
エルメスのスカーフは、たまたま箱やリボン、袋ごと保管していたので、全部セットで出品したら、購入価格に近い値段で売れました。
使いにくかったポケッタブルバッグ
海外旅行でのスーパーでのお買い物用に、頑丈で折りたためるポケッタブルバッグを持っていました。
ただ、頑丈なだけに畳みにくく扱いにくかったので、一度使っただけでお蔵入り。
使いにくい物って、勿体ないからと置いていても結局使わなくなります。
メルカリで「丈夫だけど折りたたみにくい」というウィークポイントを説明文にしっかり書いておきましたが、運よく欲しい方が現れ、無事に売れました。
ポーチ類
大小様々なポーチは安くて場所も取らないので、何となく買ってしまいがちでした。
ある日、思いたって手持ちのポーチを全部出してみたら、さすがに「こんなにいらないだろう…」と思い、自分に呆れてしまいました。
使える物は使い、何の用途も見出せなかった物はリサイクルショップに持ち込んだり、メルカリで売って数を減らしました。
スペアボタン
洋服に付いてきた予備のボタンをずっと保管してきましたが、もう既にない洋服のボタンまで保管していて、どれがどの服のボタンなのかさっぱりわからなくなっていました。
ボタンが外れそうになっていたら外して洗濯し、洗濯後に縫い付けたりと小まめにメンテナンスしているので、コートやジャケット以外のスペアボタンはなくてもいいかなと思い、寄付したり捨てたりしました。
思い返してみると、スペアボタンが必要になった場面って全くと言っていいほど記憶にありません。
そうそう、お気に入りのボタンはピアスにリメイクしました。
ハンドタオル、ハンカチ
ちょっと数が多いなと思い、必要最低限の量に減らすことに。
色褪せたハンドタオルはキッチンのふきんに。
今後も使いそうにないハンカチ類は、洋服と一緒にZARAのリサイクルボックスに投入。
最近はハンカチよりも吸水力のあるミニタオルを使っているし、ハンカチはお出かけ用に3枚あれば十分です。
傘
壊れた傘を処分。
曇り空の日に近所を散歩していたら予想通り降ってきたので、持っていた傘を開いたら、骨がバッキバキに折れました。
あんなに無茶苦茶な折れ方を見たのは初めてです。
去年、京都市内の某傘専門店で3000円ぐらい出して買ったビニール傘でしたが、いくらなんでも壊れるのが早すぎるので、もう二度と買いません。
ハンドメイド関連
ハギレ
いつかゆっくりお裁縫がしたいと思って買い集めたハギレだけど、ゆっくりお裁縫をする時間がないので、一旦リセット。
使いかけのハギレは捨てました。
ほとんどが使いかけのハギレだったので、捨ててスッキリ。
アクセサリーパーツ
ピアスが大好きなので、大好きなパーツ屋さんに寄り道しては、ちょこちょことパーツを買っていました。
ピアスはたくさん持っているし、これ以上作ってどうするんだよ…と自分に呆れました。
買い集めたパーツを取り出して組み合わせ、友達にタダであげることに。
自画自賛だけどセンスには自信があったので、作ったピアスを見た友達もオシャレ!と喜んでくれて、あっという間になくなりました。
メルカリで売ることも考えたけど、ハンドメイドのピアスのカテゴリは飽和状態だし、自分がだいぶ前から「いいね」したままの素敵なピアスも全然売れていません。
出品しても売れるのを待っていたらいつまでも片付かないので、ここはいつも仲良くしてくれていることに感謝の気持ちも込めて、自信作をプレゼントする形で手放しました。
化粧品関連
化粧品(メイクアップ)
デパコスやドラッグストアで買ったアイシャドウやリップグロス。
使いかけのコスメもメルカリで売れるので、出品しようかと思いました。
でもコロナウイルスが流行っている中、雑菌が繁殖しているであろう化粧品を出品することはしたくないなと思い、捨てました。
スキンケアのサンプル品
国内外の旅行用にためていた化粧品(スキンケア用品)のサンプル。
海外旅行にはしばらく行けそうにないし、日常生活の中で全部使いきりました。
かさばる物ではないけど、細々した物があると煩わしいので、サンプル品のストックがなくなって気分もスッキリしました。
雑貨
使っていない新品の食器
結婚したら使いたいなどと夢見て買っていたティーセットやお皿類。
ロイカーカムが好きでコレクションしていましたが、全然使わないうちに好みが変わってしまいました。
使わない物を売ったお金で、今使いたいものを買おうと思って全部メルカリで売り切りました。
使わない物を死蔵していても意味がないので、売って今使いたい物を買う方が、収納スペースが空くし、節約にもなるなと思います。
そもそも使わない物を買って、購入時の値段よりも安く売っている時点で節約になっていないのですが…
戒めとして、今後は今使わない物は買わないでおこうと思いました。
フラワーベース
HOYAの細長いフラワーベースを2つ持っていましたが、地震で倒れてしまうのが気がかりで、使わなくなりました。
使わない物をしまい込んでも場所を取るだけでメリットが全くないので、メルカリで売りました。
使い道のない缶
紅茶やお菓子が入っていた可愛い缶をいくつか処分しました。
カファレルやエシレの缶でした。
缶があることで何かを入れてしまい、そんな缶がいくつかあると収納スペースがゴチャゴチャになってしまいます。
スッキリした棚にしたかったので、心を鬼にして資源ごみの日に処分しました。
音楽CD
再生するプレーヤーはもうすでにありません。
CDの音楽データをパソコンに取り込み、mp3形式に変換しスマホで聞いている今、私にとってCDを持つ意味はもうありません。
持っていたCDの音楽データは全てパソコンに取り込み、外付けHDDに保存しました。
音源として保管しておきたい物を5枚ほど残し、それ以外はブックオフで二束三文で売却。
時計の箱
ある程度の値段の時計を買うと、かなり立派な箱に入っています。
時計が入っているだけなのに大きいし、場所取りで仕方がないけれど、革張りなのでもったいなすぎて捨てられません。
利益が出なくてもいいから誰かに活用してほしいと思い、試しにメルカリで売ってみたら買ってくれる方がいました。
今は、ニトリの時計ケースにまとめて収納しています。
右端に、もう手放したBabyGが写っています…
時計をそれぞれ買った時の箱に入れて別々に置いておくよりも、一つにまとめて保管しておく方が収納スペースがスッキリします。
別々の箱に入れているよりも選びやすいし、使いたい時に取り出しやすくなりました。
家電
ドライヤー
使っていたら、突然「バキン!」とコイルが切れる音がして、ごげ臭いにおいが…!
その後何回か使いましたが、使う度にコゲ臭いにおいがするので怖くなり、買い換えました。
人生の転換期に物が壊れやすいと聞いたことがありますが、ちょうど壊れたのは大きな転機の直後でした。
偶然かもしれないですが。
寝具
枕
穴があいて、中のそば殻が飛び出してきました。
元々、ちょっと首に合わないなと思っていました。
もっと楽な枕に買い替えるチャンスだと思い、これを機に処分。
仕事関係
勤めていた会社
誰も興味はないだろうけど、一応身バレしたら嫌なので時期は言いませんが退職しました。
コロナとは無関係です。
ずっと辞めたいと思っていたけど踏み切れずズルズルと居座っていましたが、人生の後半戦はやりたいことをやろうと思い、退職しました。
やっと会社を断捨離できました。
この大きな転機によって時間ができたので、おかげで色々な物を手放し、片付けることができました。
会社で使っていた物
会社で使っていた物は、シャチハタ以外全部手放しました。
シャチハタは宅配便の受け取りの時のハンコに。玄関に置いています。
名刺入れはメルカリに出品。
その他、使える物はパワーセラーさんの不用品の宅配回収サービスを利用し、寄付しました。
会社の人間関係
特に仲が良かった人は片手で数えるほど。
それ以外の付き合いは途絶えました。
元々、会社の許可なく社員同士が社外でつるむことを良しとしない面倒な風土だったので、私も警戒して本音で付き合う人間を数人に限定していました。
おかげで今もわずか数名とは深く濃い付き合いができていて、退職後も友達でいよう!とお互いに言い合える関係に。
他にも馬の合う人はいましたが、本音に踏み込んだ付き合いは避けてきたので、繋がりはぷっつりと途絶えました。
元々、社外で豊かな人間関係を築いていたので、会社のほとんどの人間関係が途絶えたところで痛手はなく、煩わしい監視社会から脱出できたことでスッキリしたというのが正直なところ。
転機を迎え、新しい自分に必要ない物を手放した
捨てた物を改めて振り返ると、
- 紙や音楽など、データにできるもの
- 質が悪いもの
- 古くなったもの
- 悪い記憶を思い出させるもの
- 壊れたもの
- 使わないもの
- 使いにくいもの
こんなものを手放したなあと思います。
退職という大きな転機を迎えたことがきっかけで、古い自分を脱ぎ捨て、新しい自分にふさわしい物だけを手元に置いておこうという意識が高まりました。
良くない記憶を持つ物も手放し、再スタートを切るにはとても良い環境を作ることができたと思います。
そして、昔の無駄な買い物にも改めて反省しました。
あと、ちょっといい物はもったいなくて使うのをためらっていましたが、せっかく持っているのに使わない方が勿体ない。
これからは、いい物をためらわずに使っていこうと思いました。
昔なら、いい物はしまい込んで使わなかったけれど、物は使ってこそ活きるという考え方に変わりました。
整理する度に、物に対する考え方が変化しているように思います。
今年の片付けのテーマは「未来の自分がどうありたいか」だったと思います。
色々な物を手放したことで、明るい未来へ一歩踏み出せたように感じています。