片付けても片付けても、部屋がスッキリしない。
すぐに片付ける前の状態に戻ってしまう…
片付けがうまくいかないし、片付け方がわからない。
そんな人に抜けている「◯◯」とは、スバリ「捨てる」こと(文字数違っててすみません)。
捨てて物を減らさないと、部屋はスッキリ片付きません。
コロナで家にこもらざるを得ない今こそ、片付けを成功させませんか?
この記事では、もう失敗しないための片付けの順序と、片付けの注意点について紹介しています。
今度こそ、片付けられない人を卒業しましょう。
片付けの正しい順序は、この5ステップ
スムーズに片付けを進めるには、順序があります。
- 物を全部出す
- いる物といらない物を仕分ける
- いらない物を捨てる
- いる物を整理・分類
- 収納し直す
この5つのステップの中で一番重要なのは「いる物といらない物を分類」して、「いらない物を捨てる」こと。
片付けがうまくいかない人は、「捨てること」が抜けているのです。
散らかった物をとりあえずどこかにしまうのは、物を移動させているだけ。
物量を減らさないと、部屋は片付きません。
そして、「いる物といらない物を分類」するのが一番の難関。
使わない物を思い切って手放せる人が、片付けを成功させることができるのです。
①物を全部出す
闇雲に全部収納から出してしまうと、物量に圧倒されて絶望しかねません。
何から手をつけていいかわからない時は、ジャンルごとに順番を決めます。
例えば、
- 洋服
- 本
- 書類
順番は、仕分けやすそうな物からで大丈夫。
悩んで時間がかかりそうな物から手をつけてしまうと、途中で挫折しやすくなります。
室内が散らかっていて作業スペースが取れない時は、まず散らかっている物から「いる」「いらない」の仕分けをします。
ダンボール箱で「いる箱」「いらない箱」を作り、一旦そこに入れておくと、作業場所が確保できます。
②いる物といらない物を仕分ける
まず洋服から手をつけると決めたら、洋服を収納から全部取り出して、仕分けを始めます。
「いる物といらない物を分類」する、ここが一番の難関。
「いらない物」と決める基準は?
いる物といらない物を分類する時に「いらない物」と判断する基準は、
- 傷んだり壊れたりしている物
- 使わない物
傷んだり壊れたりしている物はすぐにわかるし、簡単に諦めがつきます。
多くの人が苦労するのが「使わない物(=手放す物)」に分類すること。
使っていない物の中には
- 気に入っている物
- 値段が高かった物
こんな物があったりします。
気に入っている物は、たとえ使っていなくても、用途がなくても手放す決心ができません。
値段が高かった物も、なかなか手放す勇気が出ないもの。
私にも経験がありますが、こうした手放しにくい物を手放すのは身を切られる思いがします。
「好き」を手放すのは、それなりに喪失感があって結構辛いもの。
ただ、手放してしまうと、今までにない達成感や、辛い気持ちを乗り越えて一歩成長した自分を感じることができます。
そして何よりも、物は使ってこそ生きるもの。
「好きで使っている物」は残して、「好きだけど使っていない物」は、リサイクルに出したり、使ってくれそうな人にバトンタッチしてください。
使わない物にどれだけメスを入れられるか。
ここで片付けの成果が変わってきます。
ただし、滅多に使わない物(例えば、ちょっと改まった時に着るテーラードジャケットとか)は、使う頻度が低くても必要な物。
必要な物を手放すと、なくて後で困ることになるので注意してください。
③いらない物を捨てる
一番手っ取り早く部屋の中から物を出す方法は「捨てる」こと。
燃えるゴミや資源ゴミに分別して捨てましょう。
ゴミ収集日に出せる袋数の上限はだいたい決まっているので、量が多い場合、各自治体のクリーンセンターに持ち込んで捨てます。
売れそうな物はリサイクルショップに持ち込んだり、使えそうな物は人にあげたりすると、ゴミを減量できます。
メルカリなどのフリマアプリで売るのも一つの方法ですが、シーズン外の洋服などはすぐに売れないことも多く、売れるまで部屋に保管し続けないといけません。
売るよりも、
- 捨てる
- 使える物はリサイクルショップに持ち込むか、人に譲る
この方法が一番早く片付けられます。
④いる物を整理・分類
いる物=使う物は、掃除用品、キッチン用品、メイク用品、重要書類など、ジャンルごとに分類します。
分類したら、百円ショップなどで、収納場所のサイズに合わせたトレイやケースを買ってきて、そこに入れていきます。
書類であれば、クリアブックに収納していきます。
ジャンルごとに固めておくと、どこに何を入れているのかが分かりやすくなり、取り出しもスムーズです。
⑤収納し直す
ジャンルごとにまとめたケースやファイルを収納します。
収納場所は、なるべく使う場所に近い所がベストですが、一人暮らしの小さいお部屋で収納場所が少ない場合、掃除用品は掃除用品で固めておくなど、ジャンルごとに固めておくのがおすすめです。
物を減らさないと、片付けは失敗する
整理整頓、収納は、物を減らした後でやるのが鉄則です。
失敗しやすい片付けでやってしまいがちな手順は、
- 物を全部出す
- 整理・分類し直す
- 収納
これだと「いる物といらない物を仕分ける」「いらない物を捨てる」という作業が抜け落ちています。
物を減らすことをしないと、部屋はいつまでたっても物が多く散らかったまま。
部屋が片付かなくてストレスをためているなら、まず住まいに合わせて物を減らすこと。
物を減らしてから収納し直すと、片付けはスムーズに進みます。
収納は「使わない物を保管する場所」ではない
そもそも収納とは、使っていない物をしまいこんでおく場所ではありません。
本来なら、収納は使っている物を保管しておく場所。
使っていない物をしまいこんでいると、使っている物を片付けておく場所がありません。
使っている物を片付ける場所がないと、出しっぱなしになってしまいます。
色々な物を出しっぱなしにしていると、部屋がゴチャついて見えるのは当然のこと。
散らかった部屋で地震などの災害が起きた時、物を踏んづけて怪我をする可能性だってあるんです。
使わない物が収納スペースを占領しているのは、収納スペースを殺しているのと同じこと。
長年使っていない物は、収納スペースの中で傷んでいて使い物にならないことがほとんど。
使わない物は処分して、使っている物のための収納スペースに蘇らせましょう。
注意!やってはいけない収納法
やってはいけない収納法、それは「収納を買い足してしまう」こと。
収納が増えると部屋が狭くなり、収納が増えた分、また物が増えてしまう。
この悪循環に陥ってしまいます。
収納がなければ収納を作るしかない。
でも、どうしても手放したくない物がある時は、宅配で預けられる倉庫の利用をおすすめします。
私も預けている「サマリーポケット」というサービスです。
私はサマリーポケットで、部屋の収納が小さすぎて保管できないシーズンオフの洋服や靴、服飾小物など37点を月額1,347円で預けています。
トランクルームのように高額な初期費用や月額費用がかからず、無料の専用箱を取り寄せて、宅配で送るだけ。
過去のこちらの記事で、サマリーポケットについて詳しくご紹介しています↓
サマリーポケットの公式サイトへのリンクはこちらに貼っておきますので、ご興味があれば見てみてください。
箱に詰めて送るだけで、お部屋スッキリ!|サマリーポケット
片付けが成功すると、暮らしが豊かになる
部屋が散らかっていると、何かしようという気が起こらなくなってきます。
色んなことを後回しにしてしまうんです。
部屋をきちんと整えることはもちろん、今日はちゃんと夕飯を作ろうかな、とか有意義なことをする気力がなくなります。
おまけに、部屋の物が多いと「あれはどこに置いたっけ」とか「あの服洗濯してたっけ?」とか、無駄に気にすることが増えます。
健康的な生活を送るためには部屋をきれいに掃除して片付けておくことが必要です。
部屋がきれいに整っていると、自然と意欲が高まってくるし
「今日は運動がてら外を歩いてみようかな」とか
「オンラインのヨガ講座でもやってみようかな」とか
「作ったことがない料理に挑戦してみようかな」とか
「読みたかった本を読もうかな」とか
「好きなお茶を入れて、おうちカフェでもしようかな」…
などと、楽しいことや新しいことに意識が向くようになります。
片付けることによって「あれも、これも片付けないといけない」という雑念が減った分、新しいことを考える余裕が生まれてくる。
片付けが成功すると、時間の使い方まで変わり、以前よりも暮らしが充実する=暮らしが豊かになっていくのです。
コロナで外出を自粛せざるを得ない今こそ、片付けの絶好の機会です。
一生汚い部屋で過ごすのが嫌なら、物を減らしたうえで片付けましょう。
そうすれば、美しく整った部屋と、健康で前向きな自分を手に入れることができます!