部屋が片付かない方。片付けがうまくいかない方。
部屋を片付けてきれいにしたい、もっと物を減らしたい…でも、やる気が続かなくて、片付けがなかなか進まない。
この記事では、片付けのモチベーションを保てるよう、私自身が片付けによって得られた、予想外の効果を7つご紹介します。
片付けたら部屋がスッキリして掃除が楽になるとか、探しものがなくなるとか、誰でもわかるような表面的なことは書いていません。
片付けに挫けそう、挫折しそうな方は必見です!
部屋がきれいになるだけじゃない!片付けの7つの効果
片付けると、部屋がきれいになるという表面的な効果と共に、自分自身も変化します。
住んでいる環境の改善と同時に、内面にも良い影響が起こるのです。
①自分がやりたいことが明確になる
物を減らしていく時、自分はこれが好きか嫌いか、残すか捨てるか、これからの自分に必要か必要ないか、様々な軸で取捨選択していきます。
その中で、自分は何が好きなのか、何に時間をかけたいか、何をやらないかの選択も同時に行なっています。
例えば、処分する物は、DVDや本など、もう見ない物であったり、ハンドメイドや自宅でのトレーニング器具など、もうやらないことに関連する物だったりします。
「もうやらないこと」に関連する物の処分を決断することで、今後「やらないこと、やりたくないこと」も同時に決めています。
やらないこと、やりたくないことを手放していくと、最後に残るのは「やりたいこと」。
取捨選択を繰り返していくうちに、手元に残る物が「自分が好きなことに使う物」に絞られてきます。
「やらないこと、やりたくないこと」=「必要ないもの」を削ぎ落としていくことで、好きな物が残される。
残される好きな物を通して、自分が情熱を傾けたいこと、やりたいことが鮮明に見えてきます。
②ファッションセンスが良くなった
洋服や服飾小物を減らしていくと、中途半端な物は無くなります。
一軍の物ばかりが手元に残ります。
一軍の服は、徹底的な取捨選択で残されたお気に入りばかり。
ワードローブが最高の組み合わせの物だけになるので、「今日の組み合わせ、失敗したな…」なんて日がなくなります。
あと、自分に似合うもの、似合わないものもわかるようになり、流行に左右されない自分のスタイルを見つけることができます。
いつもおしゃれな人だと言ってもらえるのは気持ちがいいし、洋服屋さんやオシャレなお店に入っても気後れしません。
おしゃれでいられるということは、自分に自信が持てて、堂々としていられるということなのです。
③お金の無駄遣いがなくなった
持ち物が必要最小限になるので、当然、すでに持っている物をうっかり買うことはなくなります。
また、たとえ100円の物だったとしても、自分に必要な物かどうか判断することができます。
なぜなら多くの物と向き合い取捨選択を繰り返す中で、多くの物が必要でないことを学んだし、今ある物だけでも問題なく生活できているからです。
いらない物を手放して物を減らすと、もう前の状態に戻りたいとは思わなくなります。
物を買ってしまうと、物がひとつふたつと、簡単に増えてしまいます。
だから、物を手に取っても買うか買わないか、厳しくジャッジするようになります。
以前なら安いからいいかと気軽に買ってた物でも、ジャッジが厳しくなり、買わないことが多くなります。
結果として、お金の無駄遣いがなくなるのです。
④身だしなみがより良くなる
物が減るため、持ち物の状態に目が行き届きやすくなります。
持ち物がお気に入りの一軍の物だけになるので、お気に入りだと雑に扱わなくなります。
物がたくさんある時は見落としがちだった、物の状態に気を配るようになります。
少しでも汚れたらきれいに拭き取ったりして、マメにメンテナンスするようになるため、清潔感がアップします。
清潔感は大人としての最低限の身だしなみであり、人に与える印象を左右します。
また男女問わず、モテるためにも大切な要素。
身に着ける洋服の毛玉や取れそうになったボタン、靴の汚れ、すり減り具合。
また毎日使うバッグの汚れやくたびれ具合。
マメなメンテナンスというと面倒くさそうですが、気づいた時にサッと拭き取るだけなので、そんなに手間はかかりません。
マメなお手入れで、いつも最高の状態に整った物を身に着けることができます。
根拠のある、本物の清潔感を手に入れることができます。
本物の清潔感から生まれる身だしなみの良さは、表面だけ取り繕った偽りのものではありません。
本物の「清潔感のあるきちんとした人」のオーラをまとうことができるのです。
⑤部屋がパワースポットになる
持ち物の量が減って部屋が整うと、部屋の空気が爽やかになります。
見た目が美しくなると、精神的な充足感が生まれます。
風通しが良いと、ホコリやカビの温床になる場所がなくなり、害虫も減ります。
清潔な部屋は、心身を良い状態に整えてくれます。
部屋が心から落ち着ける、リラックスできる場になります。
そして、必要最小限の好きな物に囲まれると、それを見ているだけで気分が上がり、幸福感が増してきます。
心身ともに快適な部屋にいるだけで心が安らぎ、癒やされます。
片付いたきれいな部屋は、英気を養えるパワースポットになるのです。
⑥時間の無駄遣いが減る
物を片付けるプロセスの中で、自分の行動や思考も整理されてきます。
物と向き合うことで、やりたいこと、やりたくないことを決めています。
例えば、片付けの中で、旅行用品が捨てずに残されたとします。
自分が一番好きでやりたいことは、知らない場所に出かけることだということに気づきます。
そして、旅行に行くために、英会話の勉強に集中したいと思った時。
目的もなくYoutubeの動画をダラダラと眺めたり、特に必要な物もないのに、気分転換に買い物に出かける時間を、自分がしたいことのために使うようになります。
部屋が片付くと、自分が好きなこと、やりたいことが明確になり、限られた時間を、自分が本当にやりたいことのために使うようになります。
また、自分がやりたいことを最優先して、やりたくないと決めたことには時間を使わなくなります。
結果として、時間を無駄に消費することが減っていくのです。
⑦自己肯定感が上がる
片付いた状態に持っていくことができると、自分にもできるんだ!できたんだ!
という達成感があります。
心から喜びを感じることができます。
散々物と向き合い、取捨選択し、苦しい別れをした物もあったかもしれません。
でも、手放すことで、古い自分を脱ぎ捨てられたように感じることができます。
変化できる自分、新しい自分を感じることができます。
自分を変えるということは、難しいこと。
でも、片付けることで、ひとつ変わることができて、自己の成長を感じることができます。
「できた」と感じる時間や回数が多いのは、自己肯定感が増している証拠。
自己肯定感は自信になり、自信は「余裕のある人」をつくります。
自分を否定しないし、人も否定しない。
人間関係まで良くなります。
片付けは大変です。
手を動かすだけでなく、自分と向き合いながら、取捨選択を繰り返すしんどい作業でもあります。
その山を超えたら、自分に対して「良くやった」と褒めてやることができるのです。
日本人は自分を褒めるのが下手で、自己肯定感が低い人が多い傾向があります。自己肯定感が低くて、いいことはあまりありません。
7つの効果は、私の実体験です。
7つというキリのいい数字で、実体験を紹介できてラッキーです。
私自身、目に見える物から内面まで、片付いたと納得できるまでに10年ほどかかっています。
しかし、その長い時間をかけて、自分が望む道を手に入れはじめています。
これも、物の整理で取捨選択を繰り返す中で、同時に自分の思考が整理されていったからだと思います。
自分が望む人生に舵を切ることができたのは、片付けの中で自分が何をしたいか、何が好きか、何をして何をしないか、自分と徹底的に向き合ってきた結果だと思います。
人生が好転するというのは、そういうことなのかな、と思います。
片付けるとすぐに人生が変わる!とか臨時収入が入ってきた!などという即時的な効果には少々疑問があります。
キャッチーすぎて、広告臭すら感じてしまいます。
私の場合、時間がかかっていたから、余計にそう感じるのかもしれません。
でも、片付けも人生も人それぞれ。
時間をかけて、自分を取り巻く環境や、内面を変えられたおかげで、自分に自信を持つことができました。
また、片付けによって、自分が本当にやりたいことを見つけることができたのは、お金には変えられない貴重な財産です。
片付けることで、いいことがないはずがない
部屋をきれいにしたい、もっと物を減らしたい…
片付けはじめても、やる気が続かなくて、なかなか進まない。
片付けに挫けそうになった時は、片付けると、この記事を思い出してください。
部屋をきれいにしたいという思いは、よりよい人生を望むことと同じです。
今頑張れば、部屋という環境だけでなく、自分自身も必ず良くなっていきます。
実際に汚部屋に住んでいた私でも、紹介した7つの効果を得られたのです。
元ダメコだった私にできて、あなたにできないはずがないありません。
ここまで読んでくださった方の片付けが、うまくいくことを応援しています。