前回の記事「狭くてもスッキリ快適。女一人暮らし「ワンルームの部屋」レイアウト公開」で、私が住んでいる部屋のレイアウトや収納の様子をご紹介しました。
今回は、6畳未満の狭いワンルームでシンプルな部屋を実現するために、シンプリストの私がやったことをまとめました。
この記事を読めば、ワンルームや1Kの狭い部屋でも、スッキリした暮らしを実現する方法を知ることができます。
狭いワンルームでもスッキリ見せる「インテリアと片付けのコツ」
ワンルームのインテリア4つのコツ
①家具は少なめにする
狭い部屋に家具をたくさん置けばどうなるのかは、誰でも想像がつくと思います。
圧迫感、ゆとりのなさはストレスのもと。
家具は少なめに置き、余白を隙間収納で埋めないことで、狭くてもゆとりのある空間になります。
テーブルはデスクにもなるし、鏡を取り出せばドレッサーにもなります。
ソファベッドは、カバーをかければ昼間はソファとしてくつろげます。
一つで何役もこなす物を活用することで、少ない家具でも生活に不便を感じることなく、空間にゆとりを作ることができます。
②色や雰囲気を揃える
基本色を決めたら、プラス2色程度に色数を抑えると統一感のあるお部屋になります。
私の場合、メインカラーは茶色。
家具やベッドのファブリックを茶系統で統一し、インテリア小物は
- メインカラーと同じ茶系統
- 緑系統
- 赤系統
この3系統の色に絞っています。
収納の中身が色とりどりでスッキリ見えない時は、メインカラーかサブカラーの布で覆って隠すとスッキリします。
また雰囲気を揃えることも、統一感には欠かせないポイント。
例えば、クラッシックな雰囲気で揃えているのに、いきなりポップな小物を置くと浮いてしまいます。
アンティーク風、韓国風など目指す雰囲気を決めたら、違った雰囲気の物は潔く飾ることを諦めるのが、センスある部屋への第一歩。
③インテリア小物のディスプレイは欲張らない
好きな物は、全部置きたくなるもの。
少し前の私もそうでした。
これは以前住んでいた部屋での写真です。
キャビネットの上に好きな物を全部並べていましたが、お札まで飾り、余計にゴチャゴチャしています。
一つ一つの物は素敵なのに、素敵さが生かされず、逆に殺し合っているような残念なディスプレイだなと思います。。
そしてこちらが改善後。
単に減らしただけ(汗)かもしれませんが、減らすことで見た目がスッキリしただけでなく、オブジェの良さが引き立つようになりました。
私の経験を通して言えることは「自分が置きたい、飾りたいと思う量の半分程度にすることで、見栄えがより良くなる」ということ。
ディスプレイは欲張らず、厳選するのが「スッキリ見え」への近道です。
④ゴミ箱、ティッシュの箱は置かない
ゴミ箱はキッチンに一つだけ。室内にはゴミ箱を置きません。
室内にゴミ箱がなくても全く不自由しません。
不自由するどころか、床に置くものが減るので掃除が楽。
ゴミが出た時はキャンドゥで買った「プッチごみ袋」を取り出し、仮置きしています。
今のマンションには24時間ゴミ置き場があるため、部屋の可燃ゴミは全て夜にまとめて排出してしまいます。
それから、ティッシュは箱のまま置きません。
ティッシュボックスから紙がチョロっと出ているのもあまり好きではありません。
そんな私はフェリシモで買った「ボックスサイズティッシュのまち付き半分ポーチ」に移し替えています。
箱から移し替えるひと手間はかかるけど、チャックを閉めたら紙チョロリも見えなくなるので、箱ティッシュの生活感を消すことができます。
ワンルームの片付けのコツ
①まずは物を減らす
私が小さなお部屋でもスッキリ快適に暮らせているのは、使わない物を手放し、本当に必要な物や大好きな物を厳選して残してきたから。
手放したくない、捨てたくないと思っていても、部屋の大きさに合わせて物を持つ覚悟は必要です。
かつては私も物が多くて片付けられない人間でした。
片付けられないのは、部屋が狭くて収納家具を置けないせいだと決めつけていました。
でも、積み上げた本をぶっ倒したことがきっかけで物を減らしてみると…
今まで持っていた物がなくても困らないし、物を手放しても、恐れていたほど後悔しなかったことを覚えています。
ワンルームで快適に暮らしたいと思うなら、ある程度の物を減らすことは避けて通れない課題です。
同じような物は数を絞り、全く使わなくなった物、古くなった物は手放す。
物を減らすことに成功すれば、片付けは限りなく成功に近づきます。
②シーズン外の洋服は外部に預ける
日本には四季があって、季節ごとに服装が必要です。
ファストファッションやプチプラブームで洋服が安く買えるので、持っている枚数も多くなりがち。
よっぽどのミニマリストにならない限り、いくら枚数を減らしても、クローゼットが一つだけの部屋に全シーズンの洋服を収納するのは難しいのが現実。
もし私が今住んでいる部屋に全シーズンの洋服を収納することになれば、ベッド下収納は必須だし、洋服用のラックも設置しなければ間に合いません。
家具が増えて、部屋が狭くなってしまいます。
室内はいつも空調が効いているわけではないので、高温多湿になるとカビや虫食いの心配も出てきます。
今、私は「月額250円~の収納サービス|サマリーポケット」という宅配型の収納サービスにファッションアイテムを預けています。
預けているアイテムは、夏服以外の全ての洋服(トップス、ボトム、ジャケット、コートなど)、ストールやマフラーなどの小物、バッグや靴で、トータルで75点。
サマリーポケットに毎月支払っている料金は、2,335円。
下の画像は、実際に預けている洋服の一部。
サマリーポケットがどのようなサービスなのかは「捨てられない・手放したくない物は月額275円〜の宅配トランクルームに預けて部屋スッキリ。」という記事に詳しく書いています。
「シーズン外の洋服は全部預ける」という選択肢がなければ、ワンルームでのシンプルライフは実現できなかったと言っても過言ではありません。
狭い場所で無理に収納せず、また無理に手放さずに済む宅配型の収納サービスは、ものすごく頼りなる存在。
③本は電子書籍を購入
よっぽどのことがない限り、書籍は電子版を購入。
電子書籍はスマホではなく、8インチのタブレットで読んでいます。
紙の本より電子版の方が数百円安いし、私が利用している電子書籍ストア「Booklive」は、ポイントや割引クーポンを使ってさらに安く買えます。
電子書籍の利用で、本棚が足りなくなる悩みから解放されました。
電子書籍ならスマホやタブレットが本棚がわりになるし、一台の端末に何十冊もの本が収まるのは、もの凄いメリットです。
④蔵書、紙類、写真は電子データ化し紙類を徹底的に減量
最もたまりやすいのが様々な紙類。
学生時代のテストの答案やプリントなど、今となっては必要ない書類を捨てるのはもちろん、
- どうしても原本が必要な重要書類
- どうしても紙で置いておきたいもの
この2点以外は全てデータ化し、原本は捨てます。
本は「どうしても紙で持っておきたい」というもの以外は全て電子データ化。
取扱説明書はメーカーからpdf版をダウンロードし、紙の説明書は破棄。
プリント写真、切り抜きや名刺、給与明細書、手紙、ハガキや素敵なデザインのフライヤーや観光地のパンフレットなども、家庭用のスキャナーで全て電子化し破棄。
電子化したデータは外付けのハードディスクに格納し、繰り返し見たい物はタブレットで見られるようにしています。
紙類の減量と電子化での有効活用については「タブレットの活用で写真、本、取扱説明書、新聞や雑誌の切抜きを「全捨て」しました」という記事に詳しく書いていますので、こちらも是非読んでみてください。
⑤ストックしすぎない
トイレットペーパーやティッシュペーパー、水、洗剤などの消耗品のストックは最小限に抑えます(全くなしではない)。
トイレットペーパーは無印良品の「トイレットペーパー長巻シングル 250m」を使っていますが、1ロールで、普通のトイレットロール5個分。
予備で2ロールもあればストックとしては十分。
省スペース化できるアイテムを利用し、ストックの負担を減らしています。
また洗剤を色々買いすぎないのも、ストック減らしに効果的。
洗剤は「ウタマロクリーナー 」のように、お風呂場やキッチンのシンク、換気扇など多用途に使える物を利用します。
塩素系のキッチンハイター(またはキッチンブリーチ)も、カビ取りや漂白、排水口のヌメリや臭い対策など、様々な用途に使えるので、常に一本常備しています。
あとはドメスト。
トロッとした塩素系の洗剤で、トイレの便器だけでなく、排水管の洗浄にも使っています。
住まいの掃除用の洗剤は
- ウタマロクリーナー
- キッチンハイター
- ドメスト
これだけあれば十分。
お掃除用のシートも同じことが言えます。
電子レンジ用、IHコンロ用、冷蔵庫用、網戸用など場所ごとのお掃除シートが売られていますが、全部揃えていたら収納がパンクしてしまいます。
油汚れ用のシート、クエン酸シート、セスキシート、フローリングドライシートで事足りています。
⑥商品の外箱、袋類を保管しない
買い物をすると素敵な袋に入れてくれたり、物によっては立派な箱に入っています。
使い道がないのに、あまりにも素敵なので取っておきたくなりますよね。
使い道がない物を取っておけるほどスペースに余裕はないし、使わない物を溜め込んで窮屈に暮らすぐらいなら、捨ててスッキリした方がいいと思い、大部分の箱や袋を処分しました。
私が使い道がない物を保管しないのは、実家が反面教師になっています。
実家では、母がきれいな箱や紙袋を捨てずに保管しています。
紙袋の保管スペースを見ていて「全部捨てたら、階段の踊り場にむき出しで置いてある掃除機が入れられるのにな…」と思うんです。
紙袋が役立つ時がたまにあるので全部捨てろとは言わないけれど、溜め込みすぎるのも考えもの。
ワンルームの限られた収納スペースでは、できる限り「全く使われない物」を収納しないよう心がけています。
⑦収納に入らない物は買わない
欲しいな、と思っても収納スペースに入らない物を買ってしまうと、無理やり収納スペースに入れるか、床に置いてしまいます。
収納に無理やり詰め込むと、保管状態が悪化するのでカビが生えたり、型崩れなどダメージの原因に。
床に置くと掃除の時にどかすのが面倒だし、うっかり蹴飛ばすこともあるでしょう。
スッキリした部屋を維持するために、収納スペースに入れられない物は、欲しくてもあっさり諦めます。
まとめ
今回は、6畳未満のワンルームでシンプルな部屋を実現するために、シンプリストの私が実行したこと、心がけてきたことを「コツ」としてまとめ、お伝えしました。
ワンルームのインテリアのコツは以下の4点。
- 家具は少なめにする
- 色や雰囲気を揃える
- インテリア小物のディスプレイは欲張らない
- ゴミ箱、ティッシュの箱は置かない
ワンルームの片付けのコツは以下の7点。
- まずは物を減らす
- シーズン外の洋服は外部に預ける
- 本は電子書籍を購入
- 紙類を徹底的に減量
- 消耗品をストックしすぎない
- 商品の外箱、袋類を保管しない
- 収納に入らない物は買わない
狭い部屋でもスッキリ見せるには、家具や小物の物の置き方や配色に注意することと、物を減らし、余分な物を溜め込まないことが大事です。
ワンルームで「スッキリした暮らし」を実現するための最も高いハードルは「まずは物を減らす」こと。
「【ワンルーム・1K】狭くても快適な部屋へ。物を減らす時の判断基準」では、ワンルームや1Kの小さいお部屋でも快適に暮らすために、
- 物を減らす時の判断基準
- 趣味の物や思い出の品など「いる・いらない」の見極めが難しい物を減らす方法
をお伝えしています。
物を減らそうとしたけど上手くいかなかった方に役立つ内容なので、ぜひ読んでみてください。