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収納法

段ボール箱の収納利用は要注意!段ボール箱が長期保管に向かないワケ

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段ボール箱 収納法
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軽くて丈夫、しかも安価で扱いやすい段ボール箱。

こだわりがなければネットで買った商品が入っていた段ボール箱を利用したり、スーパーに行けばタダで手に入れることができます。

そんな手軽で経済的な段ボール箱を収納に利用する方も多いかと思います。

しかし、段ボールを収納に使う時には注意点もあります。

今回は、私の経験をもとに段ボール収納の注意点についてご紹介します。

段ボール収納の利用を考えている方や、すでに段ボール収納を使っている方に知っていただきたい内容です!

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段ボール収納が長期保管に不向きなワケ

①吸湿性が高く、箱や中の物にカビが生えやすい

カビ

段ボールは吸湿性が高く、湿度が高い状態が続くと吸収した水分によってふやけた状態になります。

湿度で強度も低下します。

保管場所によっては段ボールが吸収した水分を放湿できず、ふやけたままの状態になってしまうため、中に入れている物まで湿気てしまいます。

段ボールが湿気たまま放置するとカビが生えてしまい、中に入れている物にまでカビが生えてしまいます。

24時間365日、空調や湿度管理がされた倉庫に保管するのならいいですが、一般的な住宅の収納スペースにそこまでの環境はあまりないはず。

長期保管する場合、紙製のものに収納することは避けた方が賢明です。

②害虫の温床になる

ゴキブリのイメージ

段ボールで繁殖する害虫で代表的なものは

  • ゴキブリ
  • シミ虫
  • ダニ
  • チャタテムシ
  • シバンムシ
  • 紙魚虫(シミムシ)
  • シロアリ

こんなにいるんです…

名前を見ているだけでゾッとしますね。

ゴキブリは狭い場所を好み、段ボールの波の部分(中芯)に卵を産み付けることがあります。

段ボール箱の中芯

段ボールの中芯の部分は天敵に見つかりにくく格好の隠れ場所でもあるし、害虫の産卵や孵化にちょうど良い温度と湿度になっているのです。

害虫が発生するだけでなく、中に入れている物を捕食することもあります。

しばらく開けていない段ボール箱があるなら、よく晴れた時に開けて中身を取り出して段ボールは処分し、除湿シートや防虫剤を入れたプラスチックのケースに移し替えることをおすすめします。

③物が出し入れしづらい

段ボール箱を出し入れする

段ボール箱を積み上げてしまうと、上に積んである箱を下ろさないと下に置いている箱が取り出せません。

引き出し式のストッカーならこんな手間はいらないのですが、段ボール箱に入れたまま収納してしまうと

  • 積み上げると下の箱が取り出しづらい
  • 中身を取り出しづらい

こんなデメリットがあります。

取り出すのに力仕事が伴うなんて、めんどくさいですよね。

箱の中に何を入れているかはマジックで書いておけば分かりますが、段ボール箱を積み上げてしまうと、取り出す面倒くささから中身を使わずにしまい込むことになりかねません。

使うものを中に入れているのなら、段ボール箱ではなく引き出し式のストッカーに入れるなり、別の収納方法を検討した方がいいでしょう。

④積み上げると、下の箱ほど潰れやすい

積み上げた段ボール箱

段ボール箱は強度は高いけれど上からの圧力には弱く、積み上げてしまうと下に置いた箱ほど潰れやすくなります。

そこに湿気が入り込むと箱の強度がさらに低下してしまうので、より潰れやすくなります。

箱の中に入れた物まで押しつぶされかねないのです。

段ボール箱をいくつも積み上げた状態で長期保管しているなら、中の物を守るためにも収納方法を見直すことをオススメします。

再利用されている段ボールは要注意

宅配便の段ボール箱

二次利用された段ボール箱に梱包されて送られて来た時は要注意。

メルカリなどの個人取引では、いらない段ボール箱を再利用しているケースが多いですよね。

そのような段ボール箱の中には古いものもあるかもしれません。

スーパーでもらってきたらしき段ボールなら、土がついている物もあるかもしれません。

家庭で長く保管されていた段ボール箱だったら、すでにゴキブリなど害虫の卵が産みつけられているかもしれません。

開封したら出来るだけ早く段ボールの回収日に出し、家の中にため込まない方がいいでしょう。

これから梅雨に入り、高温多湿で不快害虫が発生しやすい環境になるので、よその家から来た段ボールの管理は特に気をつけましょう。

【実体験】段ボールでの長期保管で失敗!箱がじっとり濡れている…

失敗してショックを受ける女性

私の実家は築40年ほどの鉄筋コンクリート造の戸建て住宅です。

機密性が高く頑丈なのが取り柄だけど、おそらく断熱材は入っていません。

だから夏は暑く冬は寒い。

冬に石油ファンヒーターなどの水蒸気が発生する暖房器具を使うと、ガラス窓だけでなくコンクリートの壁まで結露してびっしょり濡れてしまいます。

そんな実家で私が使っていた部屋にある、押入れに扉をつけただけの狭い収納庫の内部はコンクリートの壁にベニヤ板を貼っただけのもの。

この中に、使わない物を入れたいくつかの段ボール箱を、収納容量いっぱいの満タン状態で保管していました。

ある時、段ボール箱の中に入れている物を取り出そうとして、収納庫の中から箱を出してみると…

段ボール箱がなんだかじっとりと濡れています。

えっ…!と驚いて収納庫の中を見ると、内側のベニヤ板がブヨブヨに浮いています。

湿気を通り越して濡れている部分もあります。

青くなって収納庫の中のものを全部取り出し、段ボール箱の中身を確認。

幸いカビが生えたりダメージのある物はなかったのですが、湿気ている段ボール箱に入っていたものは全部出して乾かし、除湿剤を入れたプラスチックのケースに移し変えました。

収納庫は数日開け放して乾燥させ、満杯になるまで物を詰め込むことはやめました。

あのまま収納し続けていたら、段ボール箱の中身はどうなってしまっただろう…想像するだけでゾッとしてきます。

ついでに子供時代の答案用紙なども保管されているのを発見し、劣化した段ボール箱から取り出して捨てましたが、30年以上経ったザラ半紙は劣化していて、束にしても簡単に破けてしまうんです。

古い紙を置いておくのは良くないなと改めて思いました。

余談ですが、閉めっぱなしにしている収納庫の中は何故かホコリだらけでした。

中を念入りに掃除している時に、ホコリってわずかな隙間からも入ってくるものなのかな…と不思議に思ったものです。

ずっと開けていない収納スペースや段ボール箱は本当に要注意です。

もしあなたの家にもそんな収納スペースや段ボール箱があるなら、今すぐ開けて中身を確認し、きれいに掃除することをオススメします。

段ボール箱は一時的な保管向き。長期保管には不向き

段ボールは長期保管には不向き

段ボール箱は

  • 湿気やすくカビが生えやすい
  • 害虫の温床になる

こういったリスクがあり、収納に利用すると

  • 中の物にカビが生えてしまう
  • 中の物を虫に食われる
  • 出し入れがしづらい
  • 積み上げると下の箱ほど潰れやすい

こんなデメリットがあります。

段ボール箱は引っ越しや宅配で荷物を送ったりという一時的な保管や移動には向いていますが、長期的な保管には向いていないのです。

これから梅雨に入り、室内の湿度が高くなります。

カビが生えやすい環境の中で、湿気をもろに吸い込む段ボール箱は出来るだけ部屋に置いておかない方がいいでしょう。

おしゃれな段ボール収納も売られていますが、風通しのいい室内に置いたとしても、やはり虫害が気になります。

なぜなら紙製品自体が経年劣化するとチリやホコリが積もりやすくなり、カビや害虫の温床になりやすいからです。

私の場合、段ボール箱だけでなく紙の箱や封筒などの紙製品は、一時的な保管以外は極力収納に使わないようにしています。

それというのも、やっぱり実家での段ボール箱湿気事件を経験したからなんですね…

とりあえず物を入れておくのに便利な段ボール箱、ジメジメした梅雨時は特に気をつけてください。

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