洋服を買うと付いてくる「スペアボタン(予備のボタン)」。
ボタンを失くした時のために保管していても後になってみると、どの服のボタンなのか、分からなくなっていたりしませんか?
もうすでに手元にない洋服のボタンもあるはず。
こんなことでお困りではありませんか?
- 今持っている服のスペアボタンだけに減らしたいけど、どう整理したらいいかわからない。
- 捨て時がわからない。
たまる一方の洋服のスペアボタンでお困りの方のために、この記事ではスペアボタンの整理方法と、捨て時についてご紹介しています。
洋服のスペアボタンは必要?
結論から言うと、いりません。
なぜなら、予備のボタンを保管しておいても滅多に出番がないからです。
ただし、例外があります。
例えば、デザイナーズブランドなどの個性的なデザインの洋服に付いているボタンの場合。
特にボタンにもデザインがあしらわれていたりすると、似たボタンを手に入れることは非常に難しいでしょう。
似たボタンを手に入れることが難しい場合は、保管しておくことをオススメします。
スペアボタンを保管したい時の整理方法
捨てても問題ないとは言っても、やっぱりお気に入りの服のボタンは置いておきたい。
おまけにスーツ、コート、ジャケットや個性的なデザインの洋服についているボタンは、他のボタンでの代用できなかったりしますよね。
そんな時の整理・保管方法は3つ。
- 洋服の洗濯表示ラベルに縫い付ける
- ファイリングして保管する
- 洋服の名称を書いたチャック袋に入れておく
ひとつずつ説明していきます。
①洋服の洗濯表示ラベルに縫い付ける
買った直後に、洗濯表示のラベルに縫い付けておきます。
わざわざ保管場所を作らなくてもいいし、どの洋服のボタンか分からなくならないのがメリット。
デメリットは縫い付ける手間がかかることと、洗濯表示ラベル周辺のアイロンがけがしにくいこと。
②ファイリングして保管する
ライオンの「ポケットチョイス手芸ファイル」などを使って、ファイリングする方法。
「ポケットチョイス手芸ファイル」は税込で1,027円。
ファイルの大きさは縦31.5、横27.5、背幅5.5センチ。
A4サイズのリフィルをセットできる大きさです。
このファイルには、下記のリフィルが付いています。
- 安心チャックポケット AP-A4(A4/チャック付)
- ポッケde 整理 NP-2M(A4/マチ付・2ポケット)
- ポッケde 整理 NP-8M(A4/マチ付・8ポケット)
リフィルが足りなければ、買い足すこともできます。
税込で594円。
ファイリングのデメリットは、
- ファイルとリフィルの初期投資に費用がかかる
- ファイルを置いておくスペースが必要
メリットは、
- 一つずつポケットに入れておくことができるので探しやすい
- 洋服に付いている紙のタグと一緒に保管しておけば、どの洋服のボタンかすぐにわかる
洋服の枚数が多く、保管スペースと費用に余裕がある方向けの保管方法です。
③洋服の名称を書いたチャック袋に入れておく
100円ショップで買えるナイロン製の小さなチャック袋に入れ「ユニクロ シャツ(白)」などと、ブランド名、洋服の種類や特徴などをマジックで袋に書いておきます。
ボタンを入れた袋は、ボタンの量に合ったサイズの箱に入れて保管します。
この方法のメリットは、ファイルでの保管より低コストでできるところ。
デメリットは、量が多いとボタンを入れる箱もサイズが大きくなるので、保管場所を取ってしまうこと。
スペアボタンの捨て時は?
本来なら、洋服を処分する時が捨て時ですが…。
洋服を処分する時に一緒に捨てていれば、後で「これ、どの洋服のボタンだっけ?」と分からなくなるようなことは起こりません。
裸で保管しているボタンは全部まとめて寄付したり、捨ててしまってOK。
今着ている洋服のボタンも、捨ててしまって大丈夫。
今着ているボタンが取れそうになっていたら放置せず、なるべく早く縫い付け直すようにすれば、失くす心配はありません。
洋服を減らすことができれば、一着一着の状態に目が行き届きやすくなります。
洋服を減らすとボタンが外れそうな洋服があればすぐに気づくことができるし、気づいた時点で着け直せば失くすこともなく、スペアボタンも必要なくなります。
私がやっているスペアボタンの保管方法と過去の失敗談
今は「チャック袋に洋服の名称を書いて入れておく」方法で、コートやジャケット、カーディガンのボタンを保管しています。
似たものを手に入れることが難しい物だけに絞り、手元に残しています。
今では最小限のスペアボタンしか持っていない私も、以前はたくさん保管していました。
この画像は一昨年のものですが、どの洋服のものかわからなくなってしまったボタンです。
使い道がないので、まとめて寄付することにしました。
以前は捨てるに捨てられず、空いている缶の中に入れて適当に保管していました。↓
缶に入ったボタンを全部出してみたところ。
適当に放り込んでいただけなので、一体どの洋服のボタンなのかさっぱり分からないものが沢山ありました。
新しい洋服を買うたびにスペアボタンを缶の中に適当に放り込んでいて、「後でないと困る時があるかもしれない」と思って保管していました。
でも「ないと困る時」があったかな?と振り返ってみると、全く記憶にないんです。
困ることが全くなかったんです。
そんなことに気づき、ボタンを「いる物(今持っている洋服のボタン)」と「いらない物」に仕分けました。
そして「いる物」に仕分けたボタンの中から、さらに「スペアボタンの入手が難しそうな物」だけを手元に残し、他のボタンは処分しました。
ボタンだけでなく他の物にも同じことが言えますが、どこかで見切りをつけて手放していかないと、物は際限なくたまってしまいます。
ボタンが入っていた缶もそれなりに場所を取っていたので、見切りをつけたことで引き出しの中に余裕ができました。
[余談]不要なボタンをピアスにリメイク
不要なボタンの中でも気に入っていて捨てられない物がありました。
試しにボタン穴にピアス金具を通してみたところ…左右非対称のアシンメトリーなデザインのピアスが出来上がり!
ボタンのデザインが左右不揃いですが、返っていい感じに仕上がりました!
この世に一つだけしか存在しないオリジナルのピアスは、デニムのジャケットを着た時や、夏のTシャツスタイルによく合わせています。
以上、いらないボタンから思わぬお気に入りアイテムが出来上がったという自慢話でした…
不要なボタンをネックレスにしたり、ピアスやイヤリングにリメイクしてみるのも楽しいですよ!
スペアボタンを無駄にため込まないためにすべきこと
洋服を買った時、縫い付けられていたスペアボタンを外し、そのままどこかに入れてしまうと、どの洋服のボタンだったか分からなくなってしまいます。
買った直後ならまだしも何ヶ月も経っていたり、年単位になってしまうと、記憶がどんどん曖昧になってしまいます。
ボタンを取っておくなら買った直後、ご紹介した3つのいずれかの方法で保管しましょう。
- 洋服の洗濯表示ラベルに縫い付ける
- ファイリングして保管する
- 洋服の名称を書いたチャック袋に入れておく
ボタンが取れそうになっていたら、なるべく早めに付け直すなど、マメにメンテナンスをするなら全て捨ててしまっても大丈夫です!
再度のおさらいです。
- スペアボタンは捨てても問題ない
- 保管するなら洋服を買った後、上記3つのいずれかの方法で保管する
これで散らかることも、どの洋服のボタンか分からなくて困ることもなくなります。
スペアボタンをため込んでいる方は、おうち時間を利用して整理してみてください。