かつて、テレビは一家に一台なくてはならない物だった。
テレビは情報を得る手段であり、楽しむためのものでもあった。
私の子供時代のテレビはもちろんブラウン管で、リモコンすらなかった。
今では、テレビの性能や機能ははるかに向上したし、大型のテレビでも安く買えるけど。
持っていても、今や得られるメリットがあまりない。
この記事では、ワンルームの賃貸マンションに住む私が、テレビを所有する意味はないと思う理由について書いていきたいと思います。
- テレビが必要か疑問に思っている
- テレビを処分しようか迷っている
こんな方に読んでいただけたらと思います。
専門的見地からの意見ではなく、生活者目線での意見となっています。
月々に換算すると、テレビ自体は決して高い買い物ではない
例えばテレビを7万円で買ったとして、5年間使い続けるとすると、月々千円ほど。
月々換算すると、そこまで高い買い物ではない。
買う人は、ほぼ毎日使う物だろうし。
最近よくあるサブスクリプションと同等のものとして考えると、高くても月々千円程度の負担なら、許容範囲内だとは思うんですが。
とはいえ初期コストが高くつく
40型で4K対応などそれなりの物を買うと、10万円を超える物もあり、初期コストが高くつきます。
新築や中古の戸建に引っ越すと、アンテナ工事や配線工事費用がかかります。
CS契約や光テレビ契約したりすると、新規加入の手数料もかかってきます。
やっぱり初期コストの高さが気になるし、それだけまとまったお金があれば、もっと他のことに使いたいと思ってしまいます。
テレビを所有する意味がないと思う6つの理由
あくまでも私自身の、生活者目線での一意見としてご覧いただければと思います。
①興味のないコンテンツへの「受信料」が理解不能
テレビを買って地上波放送を見る場合、逃れようがないのがNHKの受信料。
NHKを見なくても年間13990円。
2ヶ月払いで2520円、月々に換算すると1260円。
衛星契約するともっと高くなる。
サブスクリプションサービスと考えると、料金的には許容範囲内かもしれない。
月にたかだか1000円程度なら、まあいいやと思える金額なんですが…
そもそも、見たいと思わないコンテンツにお金を払う意味が、もはや理解できない。
千円払うなら、Huluにでも加入します。
代わり映えしないNHKのコンテンツに対して、受信料を強制的に支払わせること自体、そもそもネットで課金して好きなコンテンツを視聴する時代に合っていないと思う。
②以前ほど見たいと思える番組がない
実家に帰ると、新聞のラテ欄(ラジオ、テレビ欄)の番組表を見たりするけど、昔ほど見たいと思える番組がない。
バラエティー、暗いニュースしか流さない報道番組、どうでもいいドラマ。
世界不思議発見は好きだけどマンネリ化しているし、最近はトラベル系YouTuberの動画を見ている方が楽しい。
昔のように、家族みんなで同じ番組を見て楽しめる時代ではなくなっています。
多様化した趣味嗜好を全世代分カバーするには、番組が足りなすぎると思う。
あと、見たいなと思う番組が稀にあっても、親がテレビの前を動かない。
わざわざ録画してまで見たいと思わないし、結局テレビよりも、個人所有のスマホやタブレットで見られるYouTube動画を楽しむことの方が多い。
③ネット×スマホで事足りる
ニュースも動画形式でネット配信されているし、娯楽の動画に関しても、自分の好みにマッチしたコンテンツが表示される。
テレビだと基本的に設置してある所でしか見られないけど、ネットで配信されている動画は、スマホがあれば、どこにいても見られる。
わざわざ何万円も出してテレビを買わなくても、手元にあるスマホで事足りてしまいます。
④テレビでしか得られない情報がない
最近ではニュースの映像すら、素人がスマホで撮影した動画が使われています。
また情報番組のネタ元が、ツイッターだったりします。
そのネタは既に見ていたりするし、テレビがなくても同等の情報を拾うことは十分にできると思います。
テレビがなくて困ることがあるとしたら、特定のテレビ番組の話題になるとついて行けなくなる時ぐらい。
テレビ番組の話題も、以前と比べると減ったように思います。
代わりに、YouTubeで見た動画が話題に登ることの方が増えました。
⑤場所を取る
あまり役に立たないのに場所取り。
テレビを置く台も必要。
阪神大震災や東日本大震災級の地震が起きたら、台にしっかり固定していないと、飛んでくる危険性も。
ワンルームの賃貸マンションでシンプルに暮らしたいから、場所取りのテレビはなくても構わない。
自分を高めてくれないテレビを持つ必然性がない
私自身、無理をしてテレビを持たなかった訳ではありません。
実家での生活の中で、自然とテレビを見なくなり、テレビのない生活でもやっていけると思いました。
テレビを買わなければ、一人暮らしの初期コストを減らせます。
NHKの受信料も必要ありません。
テレビがないことで生活の質が落ちているとも思わないし、テレビがなくても心豊かな生活を送ることは十分できています。
テレビのニュースを見ると気分が暗くなることが多いし、興味のない番組が流れているだけで、もはや耳障りなノイズにしか聞こえない。
テレビが悪のような書き方になっていますが、テレビが時代に合った変化をしていないので、自分のように持たない人が出てきても全然おかしくないと思う。
なるべく持ち物を減らしたいと思っているし、自分を高めてくれる物だけを持ちたいと思った時に、テレビが自分に必要だとは思えない。
自分のライフスタイルの中にテレビが存在することは、これからもきっとないと思う。